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休題(及第話

時系列がずれてます。たぶん次の話と、次の次のお話の間のお話になります。

私はいつの間にか3歳になっていたらしい、正確にはまだ2歳で今年で3歳というのが正しいのだが、この世界にも正月?と言われる文化があるらしい。

その文化自体は年初めに去年まで貯め込んでいた物をそれとなく食べ、去年を振り返りつつ新年から魔力をため込むという元の風習の元、今は大人が集まってどんちゃん騒ぎするのが恒例になっているらしい。

去年や私が生まれた年は遠慮をしていたらしいのだが、私が手もかからないと、自分で言うのも何だが迷惑はかけないだろうということと、私の紹介のためという事で手を打ち参加を決めたらしい。

私としては一昨年の家族だけや、去年の親戚が集まった、()()静かでのんびりできる空間でも良かったのだが。

まぁ父が呑みたいのだろう?よくは分からないが親孝行のためである。しっかり付いて行って村の人にも改めて自己紹介をしようではないか。

さてここは村の集会所、そして、そこまで広くない。そこに村の住民がほぼ全員集まったら...あとは分かるな?

と、おしくらまんじゅうをすることになると行く道の途中で想像していたのだが、集会所の外に呑むスペース、中は子供やお酒を飲まない人がご飯を食べたり遊んだりしてもいいという子供にやさしく、酒飲みに厳しい作りになっているのだが...やはりそれでも村のおっちゃんたちは外に集まり飲んでいるらしい。

この寒い中よくやるなぁと見ていたらお母さんが

「みんな防寒着着こんでるし、魔法が使えて苦にならない人が温めてくれるからね。さてと私も飲んできますか、モーガンさんリーをよろしく頼んでもいい?」

「僕はいいけど、ほどほどにするんだよ?また倒れたらリーもいるし置いて帰るからね?」

「ひーどーいー」

そんなやり取りしながらお母さんは酒飲みコーナーに入っていく、逆だったか...

「お、マーニャさん今年は参加ですかい?とりあえず一杯どうぞ。」

「そーよ、今年はお酒解禁よ!ぷへー、今年はもうリーの乳もいらないしね。」

ぎゃははとか下品な笑いが聞こえてくる...お母さんの笑いではないと信じていよう。そしてお父さんは飲まなくていいのかと聞いておこうではないか。

「お父さんはね、下戸だからいいんだよ、あ下戸というのはだね。」

なんて会話をしながら集会所の中に入っていく。

「あらモーガンさん、それとリーシャちゃんいらっしゃい。」

「どうも!皆さんこんにちは!、ほらリーも挨拶して!」

相変わらず声が大きい、集会所にいる面子がほぼこちらを見ているではないか...まぁとりあえずこんにちはと言っておこうか。

「ほらほら入って、入口じゃ寒いでしょ、中にスープや食べ物もあるからね、リーシャちゃんは育ち盛りなんだから、しっかり食べていきなさいよ!」

はーいと返事しながら周りの人に挨拶をしていく、スープを手に取り飲むと鶏出汁らしい、嫌いなニンジンも入っているがこれはお父さんに秘儀:あーん(お父さんだいすき光線)で食べさせるとして、キャベツの甘みがしっかり出ているし、ジャガイモがいい感じに崩れていてとろみも出てる。でもやはり寒いときは味噌汁がいいよなぁと、港町に行けばありそうだが、この世界に味噌はあるのだろうか、そもそもこの世界では味噌をなんていうのだろうか、これでは両親にも聞けないしな。やはり学校や図書館みたいなのが近くにあればいいのだが。

「リー、ニンジンも食べなさい。お父さんはあーんされても食べないからね。」

なぜばれたし。嫌いなニンジンを一つ食べギブとお父さんにパスしながらお父さんが

「ここのご飯は好きに取って食べていいからほかの子供と遊んできなさい、お父さんここにいるからね。」

ここで、お父さんの言い訳をしておくが、お父さんが面倒を見るのが嫌なのではなくお父さんの強面度が高すぎて、お父さんがいると子供が寄ってこないのである。それを感じ取った父は散歩やこういった場所では少し距離を起きたがる、とてもかわいそうである、そのかわいそうなお父さんのために私はいろんな人と交流しながらご飯を少しずつ食べていく、気になったメニューは奥さん方に「お姉ちゃん、これどうやって作るの?」って聞けば優しく教えてくれるし、子供たちも私の美少年っぷりにたじたじである。

「おい、おまえ俺と遊べ!」

めんどくさいのが来た、なんだこのガキ大将()()()な三人組は...これがあれか、異世界に来て絡まれるというやつか。

「どんな口の利き方してるんだい!ベルは!」

ゴスっと言い音が響いた。かなりいたそうである。このガキ大将ベルという名前らしい。

「なにすんだ!かあty「ごめんねぇ、リーシャちゃん、うちのベルが迷惑かけて、リーシャちゃんが可愛すぎてどう声かければいいか分からなかったみたいだから許してあげて」

ならしょうがない、あまりの()()()っぷりに翻弄していたのだろう。私はみんな驚く()()()だからな。

「おーいてぇ、かなりいてぇ、たぶん今の地面に撃ったら()()()が真っ二つになるぜ...」

まじかよ、日本が真っ二つになるレベルだな、そりゃ。で遊ぶの?と聞いておこうではないか。

「お、おうそうだよ、鬼ごっこしようぜ、鬼ごっこ」

ふむ、おにごっこか、勝手に鬼ごっこと訳しているだけで本来の呼び方は違うのかもしれないが、鬼ごっことしている、要するに鬼ごっこの様な遊びだ、めんどくさいから鬼ごっこでええわな。まぁそこはどうでもいいとして、いいよと返事しておこう。

「じゃあここにいる全員やるかー?」

「やるやるー」「私もやりたーい」などいろいろ声がかかる。一応、私以外は顔見知りだろうから人が集まる集まる。

「お、ちょうどいいな、ベル!リーシャちゃんに自己紹介させてあげなさい!」

「なんで俺にいうんだよ...りーしゃ?とりあえずみんなに挨拶しろよ」

まだベル君にすらしてないんだがとりあえずリーシャ・フーギンです。リーシャと呼んでくださいでいいでしょう。

「よろしくね!リーシャちゃん!」「よろしくー」

うんうん大丈夫みたいだ。じゃあ鬼ごっこ再開しようぜ再開、誰が鬼すんの?

「ん、そりゃあリー「ベル!あんたがしなさい!ほらみんな逃げた逃げた!」

わーいとか逃げろーとかいいながらみんながベルから逃げていく私はどんまいって慰めの言葉を言ってから逃げることにした。

「そりゃねーぜ、かあちゃん...」

「男なんだからしっかりしな!ほら30秒経ったよ!追いかけてきな!」

結果として私は一回も捕まらなかった、もちろんほぼ一番下の美少年が純粋な体力で逃げ切れたわけではなく魔法の補助付きでだ、やっぱり完勝は気持ちがいいね!

「リー魔法はずるいだろ...」

お父さんが何か言ってるが年下がちょっとハンデもらっただけである、事前説明でも魔法は使っちゃダメと聞いてなかったし!さぁお父さん!お母さんを迎えに行って帰ろう!

「そうだね、まーちゃんが心配だね、そろそろ良い頃合いだろう。」

・・・

結果としてお母さんは飲み足りないと叫んでいたがお父さんがおんぶすることによって爆睡後に帰宅

自分は風継投でお母さんの体重を軽く支えてあげたので今回は、ばっちし親孝行ができただろう、我ながらいい()()だと思う!

そんなこんなで3年目の年が始まろうとしていた。

わかったことは休題だからと一回にまとめようとしたら少し長くなったかなという事かな!

あとは日本語って難しいよね

そしてこの話は正月に別の話として考えていた奴だから早めにあげたかったんだよ!時期的な問題で.

...

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