一話的な
私はどうやら異世界と言うものに来たらしい?
「強面の巨人」や「優形の巨人」は、自分の母親、父親であることや、他にもたくさんわかったことがある。
言語が違うのも理解はでき、喋っていることは段々と理解できた上に私自身はまだパパ、ママくらいしか言えないが喋ることもでき、それは相手にも伝わっているようで最初に喋った時は感動し泣いていた。
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まぁ最初はママから言ったので父親の方は悔し涙のようにも見えたのだが...
さて、話が脱線したが、ここまでは理解ができていることで理解が追いついてないものも何個かある。
それが、何個かで済んでいるのは、やはり自分で異世界と当てはめているのが大きく貢献しているだろう。
まずは、魔法と呼ばれるものである。これは異世界ならではというか、なんというか...
やはり異世界と言えども目にしたことが無いものには驚き理解が追いつかないのは普通ではないか、私が悪いわけではなかろう。
そして次なのだがママパパの幼児語の次が魔法言語と呼ばれるものを発音させるのが、この世界の常識であるらしい。
正直他にも教えることがあるだろうとか、幼児には早いのではないかと言う気分にさせられる。
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まぁ自分の事は置いておいて。
魔法自体は文法に例えるなら主語、述語で構成され主語で魔法の種類を指定、述語で魔法をどうするかを、決定し発動にいたるらしい。だがしかし、母親が魔法を唱えていることを見たことがない。逆に父親の方は魔法言語をゆっくりと唱え見せるように、聞かせるように唱えている。
幼児に幼児語の次に教えるということは、この世界では魔法は誰でも使えるという認識で間違えてないと思っていたのだが、そういうわけではないのだろうか...と考えていると母親が近くに寄ってきた
「あらリーちゃん起きてたの?魔法言語は言えるようになったかしら?」
私はまだ赤子なので、そんなにいっぺんに言われても理解できるはずがないと思うのだが、この世界の子供は違うのだろうか、いかんせん自分に子供がいなかったので比べようもないのであるが。
「魔法言語を子供のころに発音すればするほど魔力が伸びるからねぇ。たくさん練習してがんばろう
ね!ってまだ赤ちゃんだからわからないか。」
母親は笑いながらそういうが、自分自身は心でも読まれたかと心配になりつつ母親に魔法言語を発音して見せる。光くらいでいいだろう、そんな事を思いながら適当な光と言う単語だけを発音する。
「あら?理会できてたのね。綺麗な発音だからきっと良い魔術師になってお婿さんたくさんもらえるわ!うふふ。」
たくさんは要らないのだが...迷惑そうな顔をしながらもう一つ火という単語を発音する。
「たくさんはいらないか...冗談よ、そんなに嫌そうな顔しなくても!まぁママも一人しかパパはいないからねぇ。安心してねぇ」
また心を読まれた...色々筒抜けな気がするが。まぁそんなことを言いながら母親は気にも留めず掃除を始
めたので特に問題はないだろう。
そして母親が来ていたので思考の整理が途中だったから続きを始めるとしよう。
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こんな感じでまとまっただろうか自分の箪笥を整理しながら思う。
一つしまい忘れていたことを思い出しながらそれを手に取り考える。
私はなぜ女なのだろうか?男だと思っていたのだが...
見やすくするのって難しい!