1章 6話
大分慣れてきた気がする。自分の中を流れる魔力が自分の色に染まっていくのを感じていく。
(早すぎるぜ嬢ちゃん。。。)
こんなものではないのか・・・?あと嬢ちゃんはやめてほしいのだが。
(嬢ちゃんは嬢ちゃんだからな、所で親父さんと話してたんだが、嬢ちゃんは弓を使うのだろう?腕前楽しみにしてるぜ?)
お父さんは話せるのか。。。といううか何話しているんだ。。。
(まぁ俺が合わせて喋っているんだがな、で弓はどうなんだ?ん?弓を射ったこともない?そりゃあ。。。ふむ、嬢ちゃんは風魔法の使い手だろう?)
まぁそうだが、一応ほかの魔法も使えるぞ?基本的に使えない魔法はない。火魔法と闇魔法が少し苦手だが。
(弓に風魔法を乗せれば誰でも当たるから、ほら外に出るぞ、無駄に俺の魔力喰ったんだ。外に出て運動するぞ。
おぉそんな裏技が、最近は身体に魔法をかければ弓を弾けるようにはなったからな、実戦練習あるのみである。
「お父さん無視して話し進めないでほしいんだけどなぁ。。。まぁ昼までには終わりなよ?出発するから。それに旅の最中に仮の練習もするからね。今日無理して出られなくなって、ネルちゃんに会えなくなって、泣くなよ?」
もちろんそんなことはしない。ネルちゃんには明日中に会うのだ。
(ネルか、嬢ちゃんみたいな、ちびか?)
失礼な、私より少し小さいくらいだぞ。
(やっぱチビじゃねぇか)
うるせぇと言い放ち外に足を進める。
・
・
・
さて森まで来たのだが。。。往復で昼にはなるぞ?
(いや俺に乗って帰ればいいだろう?)
?そんなお前の小さい体に乗れるの?
(いや、お前前運んでやったろ。。。あぁ寝てたのか。俺は今変身してんだ。)
変身?竜にでもなんのか?
(?竜みたいな俺より下位の存在になってどうすんだ?)
?竜が下位?何言ってんだ。。。?冒険者の本にはAランクと書かれていたが。。。
(はぁ人間だもんな、まぁいいや練習すんぞ)
おう、どうするんだ?
(まずもちろん弓は引けるな?おう、そうだ、うんもっとだな、そうだ、そこで止めて、でそこに風魔法で付与、できない?まぁ今回は俺が掛けてやるよ。そうだ、落ち着つかせてそう、そしたら。。。一時の方向に魔物がいるから。。。今だ、放て)
言われるがまま放つ。
その矢はレーザーのようにまっすぐに言われた通りの一時の方向そして、その方向にあった木に刺さったように見えたが、魔物と思わしき悲鳴が短く聞こえ、反応がなくなった。
いそがしいのできんようびにとうこうします