1章 3話
今日は明日が休みなのでしこたま小説を書いてから寝るんや...
楽しい時間は過ぎ去るのが早い。
あっという間に次の日になり、帰る時間になってしまった。
ネルちゃんが泣いているのを見て自分もほろりと来たが、そこは男らしくぐっと堪え、ネルちゃんに「またすぐ会えるよ」と声をかけ、お母さんに訓練してもらって誕生日の前でもいいからそっちに行くと伝え、ネルちゃんが泣き止んだのを見てから見送り出した。
さてパーティーの後、家の中は悲惨である。
お父さんは今日は仕事を休みにして、今日の晩御飯は野菜と近所さんからもらったおさかなにしようと言ったうえで、
「今日ママは寝かせてあげてね、お義母さんとどっちが酒を飲めるかバトルしてたみたいだから...」
まったくしょうがない母である。今日の所はいつもより率先して動こうではないかと、お父さんに口約束してから、お小遣いの約束と弓を教えて貰う約束をした。
結果で言うとお母さんは昼まで寝ていた。
顔を真っ赤にしながらふらふらの足で歩いてきてごめんなさいと呟きながら机にうなだれている。
お父さんが水を渡しながら
「寝てなよ、マーちゃん。こっちはリーと僕でやるからさ」
さすがお父さんである。強面以外欠点がない男は素晴らしいな。
それに甘えてお母さんはベットに行き、お父さんはピッチャーとコップに水を注ぎながら、私に
「リーは氷作れたっけ?あ、作れる?ちょっと頼むね」
さてここで氷、水系統と風系統だな。
風は勿論、水も一応は使えるので。
まず水を空中に出して、風魔法で空中の水をブロック状に分けて、風魔法と水魔法で冷やす。
そうすればピッチャーとコップにちょうどいい大きさになる!完璧である。
「そこまでしなくてもピッチャーの中で溶けたからよかったのに...まぁ!いまから飲ませる水にはちょうどいいと思うから、ナイスだね!」
アイスだけに、と言おうと思ったがやめておいた。
やっぱり水を飲むときはブロックだろう。ウィスキーに入れるような丸い氷でもいいが、やはり日本人ならブロック氷である。。。
あれ?ここ日本じゃないから馴染み無いんじゃ...まぁいいや。
そういえば、私は全魔法一応使えるのだが使えない人もいるらしい。
例えば、ネルちゃん家ことイグニス家、この家は火の魔法、炎魔法しか使えないらしい。
ここまで極端なのはヴェントス、イグニス、アクア、テッラという魔法特化の四家とルクス家、グレイシア家..etcとそれとごく少数の人だけらしい。
勿論得意不得意のレベルではたくさんあるみたいである。
例えば私で言うならば不得意はないが、風魔法が得意である。これはヴィンばあの影響らしく。ヴィンばあは、風の賢者と呼ばれるヴェントス家に認められるほどの風魔法の使い手だからどうたらこうたら...
要するに血筋的に風魔法は得意であるが、風魔法特化のヴェントス家には勝てないという事である。あくまで風魔法だけに限ったらの話だが。
ちなみに四家以外の特化魔法の家名はあるらしいのだが上げている一部しか知らないのでここでは省かせてください。知らないんです。
と、誰に謝っているのだろう私は。物事を整理するときは説明口調の方が私には整理しやすい。
こうやって独り言をぶつくさ言うとたまにお母さんなどに引かれる。
お父さんは気づかないので...ひかれることはないんだけどなぜか悲しいんだよなぁ...
ちなみに次話は教会あたりにて能力診断当たりしたいんです。