1章 2話
さて、魔法の見せあいも終わり好評を得た私は、みんなに、おなかが空いたからそろそろご飯に戻ろうというと、家の中からお父さんが
「今日は外でバーベキューにするからいいぞー。」
といつもの大きい声で言ってきた。魔物の肉の初料理はバーべキューらしい。獣臭そうであるが、パパがバーベキューといったのだから大丈夫であろう。
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予想通り魔物の肉はおいしかった。脂がのっていて、まるで食べられるために育てられたと勘違いしそうなほど柔らかく、おいしい肉、この魔物はとても強いらしく高ランクの魔物らしい。
なぜそんなに強い魔物が柔らかいのかと気になった私は聞いてみると、ネルちゃんが自信満々の顔で
「強い魔物さんはね!魔力を使って体を動かしてることが多いから、とてもお肉が柔らかいんだって!」モグモグ
と言った風に口に肉を頬張りながらしゃべっている。可愛いけど可愛い、これが可愛い。
要するに魔力で強化しているから筋肉が発達していないという事でいいのだろうか?
私もよく体の強化をしているのだが、男らしい体付きにならないのではないかと言う恐怖が過ったと同時にお父さんが
「リーはそのまんまでいいよ」と遠い目で言ってきた。
心を読まれた気がしたが、この世界の住人は心が読めるのだろうか...
さておいしい食事をとり、強い魔物だったせいか、魔力がたぎっている気がする。私はどうしようかなぁと食事の席で考え込んでいたら
「そんなにプレゼントが気になるのかい?ほら、誕生日おめでとう」
とヴィンばあが本を渡してきてくれた、前回は魔物の本だったのだが、子供向けだったので、もっと詳しいほうがいいと言うと、
「冒険者にでもなりたいのかい?」と聞いてくれたのでうんと答えると
「そうかい、なら来年は楽しみにしときな」と言ってくれたので寝る前には開けよう、もう読み書きもばっちりなので一人でも読めるのである。
そして二年ぶりアスばあ、ラーンおじさんとじいじは、子供用の練習弓と矢のセット、弓の練習用のどこを狙ったらいいかとか、弓を弾く方法が書かれた本をくれた、弓が二本目なのは
「前回は大きいのをラーンが上げてしまったからの、小さい頃から練習しといた方がいいと思っての、そのためじゃ」
と、なるほどと言って弓を持たせてもらうと、軽い、前回の弓がお母さんくらいの大きさだったが、今回の弓はネルちゃんの身長位である。
「それでも同年代の子には重たいはずなんじゃがの...やっぱり体が大きいからかの?」
とじいじがいうとアスばあに殴られている。気にしないからいいのだが、気にしたほうがいいのだろうか?まぁいいや、力が強いのは誇れることである。
さて前回の弓が1.5mくらいだっただろうか。今回の弓は1mもないくらいである。
前の弓で練習していた自分にとっては軽いものである。
軽く振り回しているとラーンおじさんが
「体壊さないようにね...うん」
と前の誕生日会であったときはネルちゃんもこんな感じだった気がするんだが。
今では「はい!リーちゃん!!これ!!!セータだよ!!!!」とびっくりまーくがたくさんつくくらい元気っ子になってしまった。これはこれで可愛いからありである。
と、今貰ったのはセーターだな。着てみると、ちょっと大きい。一回り大きい感じである。
アス姉いわく
「すぐに大きくなるからちょっと大きくてもいいかなと、大きいの作っちゃった」らしい
もちろんネルちゃんが主体で作っているのだが、ほつれもないしきれいにできている。完璧である。
両親からは去年同様、服そして木彫り用のナイフである。
服は大きくなったのでワンサイズ大きいものを買ってもらったのだが、木彫り用のナイフは、練習用のナイフが欠けてしまい、どうせならいいやつを買おうという事で両親が選んできてくれた奴である。
勿論練習用のナイフも欠けた部分を削り研ぎなおして使っている。
プレゼントはこんな感j...
もう一つあったな、ネルちゃんとのお風呂だああああああああああああああああ
ちゃんと文章が書けるように勉強したいと思います。参考資料はあるのですが、文法はやはり難しいですね。
しっかり書けるようになったら一個短編の小説でも投稿したいと思います。