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転機
俺は、東京に引っ越した
仲間には、悪いと思ったが、動けなかった
そう、俺は仲間を裏切った
東京の、マンションから見えるスカイツリーは、ギラギラ輝いている
すると、練習の支度をしていた親父が、こう言った
「和哉、今日お前もついて来い」
それだけを告げて、また支度を始める
「わかったよ…」
正直、野球なんてしたくなかった
親父の新チーム、アンコクズのホーム球場
アンコクドームについた
フェンスは、黒で
人工芝で、両翼が広く、ホームランは難しい
フェンスも比較的高めだ
親父は監督と話している
監督は、羽柴監督
現役の時は、外野の名手と呼ばれるほどの実力である。
また、強肩で捕殺の数は、日本記録になったほどである。
俺は、特別に投球を見てもらった
球の走りは、悪くなかった
「ライトを守って見ないか?」