17 そして。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
恭平は地面に仰向けに横たわっている。まつりは立ったままそれを見下ろしている。
まつりが不意に口を開いた。
「勝ったのか?」
「勝ったよ。途中危ない場面が何度かあったけど」
まるで、大したことではない、とでも言うように恭平は答える。誇るわけでもなく淡々と告げるその態度に、まつりはほんの少しの感心を覚えた。
まつりは努めて感情を表に出さないようにしながら、呟く。
「……血塗れじゃないか」
恭平の体のあちこちから血が滲み、特に酷いのは右腕の周辺だ。
「うん、少しやり過ぎちゃったかな。っていうか自分でつけた傷から出た血だから、自業自得なんだけどね」
そう言って苦笑する恭平。その危機感のなさに、まつりは呆れるばかりだ。
「無茶をし過ぎだろう。死ぬぞ?」
「ははは、ぶっちゃけ死にそうなんだ。病院に行きたいくらい」
「笑い事じゃないだろ。救急車呼ぼうか?」
「ううん、もう呼んだからいいや。ケータイ壊れてなくてよかったよ」
恭平が振ってみせる右腕には、オレンジ色の携帯電話が握られている。細かな傷は山ほど付いているが、機能に支障が出そうなほどではない。
人を呼んだという話を聞き、まつりは少しだけ悲しそうな顔をした。
「……そうか。ならば残り時間は少ないな」
「そう? どうして?」
不思議そうに尋ねる恭平に、まつりは短く返す。
「ここにいたら何かと聞かれるだろうからな。その前に」
「ああ、なるほど」
それ以上の説明は必要ないだろう、とばかりに言葉を切るまつり。恭平もそれだけできっちりと意味を理解した。
「――ところでさ、どうしてここに来てくれたの?」
唐突に発せられる、恭平の疑問。その疑問は恭平からしてみれば当然のものだった。
まつりの顔が微かに悲しそうになる。
「……またその質問か」
懐かしさと悲しさを含んだまつりの言葉。その言葉だけで恭平は何となく察しがついた。
訊くかどうかの躊躇いは一瞬で、恭平は単刀直入に訊く。
「それは……一度目は君が殺したっていう少女かい?」
「そうだ。私が喰った人間だ」
まつりはそれ以上は語ろうとはしなかった。しかし、恭平にははっきりと、まつりの後悔を感じ取れた。
会話が数秒の間、途切れる。
「……それで、何故来てくれたの?」
恭平は囁くように問いかけた。 まつりは悩むような素振りを見せながら答える。
「お前に……礼が言いたかったんだ」
恭平は虚を突かれたように驚いた顔をした。まつりの答えは完全に恭平の予想外だった。
「何に対して? 僕は特に感謝されることなんてしてないよ。僕がやりたいことをしただけ」
そんな風に言う恭平は、心底不思議そうだ。しかし、まつりはそれには答えず、逆に質問を返した。
「それに答える前に、一つ訊きたい。お前は何故あそこに来た? 私は行くなどとは一言も言ってないはずだが」
まつりの声は少し固い。その中には怒りのようなものも混じっているように思える。
しかし、やはり、恭平の口調はのんびりとしたもので、普段と何ら変わることはなかった。
「んー……勘、かな。何となくまつりちゃんなら行く気がしたから」
「その勘の根拠は?」
「根拠が無いからこそ勘なんだけどなぁ。まぁ、強いて言うならば、まつりちゃんは優しいから」
そんなことを何でもないかのように言ってみせる恭平。皮肉を込めるでもなく、考えを素直に述べられる恭平が、まつりはほんの少し羨ましかった。
羨望、という感情。
唐突に沸き上がるそれに対して、まつりは舌打ちを一つ。
「……そうか。まあいい、礼は主に三つのことに対してだ。――まず、あの場に来てくれたこと」
「一つ目は、蒼の手柄かな。僕は蒼に叱られたからこそ、君の場所へ向かったんだ」
あの時、あの場に恭平が来なければ、まつりは確実に魂を渡していた。それは即ち死ぬということ。まつりは恭平が来たお陰で、死を思い止まったのだ。
それに、死を免れたことだけではない。あの場に来てくれたこと自体も、まつりはとても嬉しかった。誰も信用できず、孤独に死ぬ決意をした自分を、必要だと言ってくれたようで、とても嬉しかったのだ。
「次に、奴を殺してくれたこと」
「あれは、自分のためでもあるけど……まあ、どういたしまして。喉にナイフ刺しといたから、確実に死んだとは思うな。死体をどうするかはまだ決めてないけど」
自分が追い詰められていたことの原因。人間では到底敵わないと諦めていた敵を、恭平は倒してくれたのだ。必死に戦い、抗い、傷ついて。
恐らく、まつりのためだけに。
その事実がまつりの心を、とても弱くする。
「ああ。死骸については気にしなくて良い」
思い出したようにまつりが呟く。
「月光によって生まれ出で、死すれば陽によって溶けてゆく。私たちはそういうモノだからな」
「へぇ、そうなんだ……。何だか本当にこの世界の生き物じゃなかったんだね」
純粋な驚きをその目に宿し、恭平は感心してみせる。そして、死体埋める手間が省けたな、と物騒なことを呟いた。
恭平は苦しそうに一度咳をすると、まつりの顔をじっと見つめた。
「――それで、三つ目は?」
「三つ目は、私に……私にある言葉を思い出させてくれたことだ」
何かを絞り出すようにまつりは答える。苦しそうだが感謝を感じ取れるその答えを、まつりは真剣な顔をして告げる。「ある、言葉?」
恭平の復唱に、まつりは小さく頷いてみせる。そして、その後に続いた言葉に、恭平は思わず息を止めた。
「私が喰った人間が、最後に言った言葉だ」
「……訊いてもいい?」
思いやりが感じ取れるが、決して逸らされることのない恭平の視線。その視線に対して、まつりは強く頷いてみせる。
まつりは静かに語り始めた。
「――私はな、あいつにな、友達になってほしいと言われたんだ。いや、なりたいんだと言われた。強い奴だったんだと思う。私なんか足元にも及ばないくらいに。……けれどなれなかった。私があいつを傷つけたせいで。私が思ってたことを口にしなかったせいで」
「うん」
饒舌、というわけではない。しかし、何かを伝えようとするまつりの必死さが、その訥々と話す話からは感じられる。
「すぐに謝りに行けば良かったんだ。そうしたら間に合ったと思うんだ。けど、私の下らないプライドが邪魔をして、そのまま、何もしないままあいつは死んだ。もう二度と会うことはできない。だから、私は友達にはなれなかったと思っていたんだ。――あいつは傷ついたまま死んでいってしまったんだと」
「うん」
恭平はただ短く相槌を打つ。それ以外のことはしない。
「けどな、違ったんだ。思い出したくなくて、忘れようとしていた記憶の中で、あいつはっ、言ってたんだっ……。私は幸せだった、って……!」
「うん」
まつりの声に震えが走り、聞き取りづらくなってくる。所々言葉に詰まり、わかりづらくなっている。
それでも恭平は静かに相槌を打ち続ける。
「っ……あいつは、友達にっ、なりたいけどっ……そういう、のは、契約とかじゃ、なくて、自然とっ、なるもんなんだってっ……!」
「うん」
まつりは必死だ。
「一緒にっ……いてっ……幸せっ、だったら……! それでっ、友達っ……って!」
「うん」
溜め込んだ自分の想いを吐き出すことに。
「……あいつは、言った、んだっ……! 幸せっ、だって……」
「うん」
思い出した大切な言葉。
「わたっ、しもっ、幸せっ、だったっ……と、思うん、だ……!」
「うん」
確認した自分の想い。
「……私っ、達はっ……友達っ、だった、っのかな……?」
まつりが今まで最も後悔していたこと。そして、今一番知りたいこと。
まつりのすがるような言葉に――恭平は静かに頷いた。
「うん。……君達は友達だったんだと思うよ」
まつりが吠える。
「ならっ……! あいつはっ!」
「幸せだっただろうね」
断言する恭平に、まつりは耐えきれなくなったように嗚咽を漏らし始める。その表情は顔を伏せて影になっていているので、見上げる恭平からは見えない。
「っ…………ひっく……ふぐぅっ…………」
苦しそうなまつりに向けて、恭平は優しく告げる。
「……我慢しないでいいんだよ。その子は君を憎んでなんかない。励ますための方便だとか、聞こえの良い一般論とかじゃなくて、本当に……そう思うよ」
恭平の顔に、ポタリと滴が落ちてくる。それはひんやりとしていて、少しだけくすぐったい。
「っ………………もぅ……」
「あぁ……可愛いなぁ。けど、僕も、もう……限、界…………」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
恭平が目を開けると見慣れない天井が映った。いつも見ているものとは違い、やたらと白く清潔さが溢れ出る天井だ。
「ここは……? 僕は誰だ? 駄目だ、わからない。ナニモ、ワカラナイ……」
「ハイハイ、そういうネタはいいから」
「えぇー、誰でも一度はやるでしょ? と言うか蒼君クールすぎ。もう少し慌ててくれても良いのに」
「わかったわかった」
とりあえずボケてみる恭平を、蒼は軽く受け流す。大戸家ではこれくらい日常茶飯事なので、一々相手にしていられないのだ。
恭平は起きてすぐにここが病院だと気付いたので、現在地についての疑問は特に無い。気を失う前の記憶もはっきりと覚えているので、経緯についても質問は無い。
しかし、一つだけ訊いておかなければいけないことがあった。
「蒼、まつりちゃんに会わなかった?」
「ん? 会ってないけど?」
「そっか……」
それは、まつりがあの後どうしたのかということ。
悪魔とまつりが話をしていた時、恭平は廊下で聞き耳をたてていた。だから、まつりがあの時死ぬつもりだったことを知っているのだ。
恭平が考えていた最悪の状況は、(ほぼ無いとは思っていたが)まつりが自殺していて死体で見つかる、というものだった。しかし、まつりの様子を見た限りそれは無さそうだったので、確認がとれて一まず安心した。
蒼にそれと気付かれないように息を吐く恭平。その自分のことなど全く考えていない様子に、蒼は目尻を吊り上げた。
「それよりも! まつり姉ちゃんと仲直りに行ったはずの兄ちゃんが、何で怪我だらけで倒れてたのかな!?」
完全に怒った顔で、恭平に詰め寄る蒼。それに対して目を逸らしながら恭平は答える。
「あー、ノリ、かな……」
「はあ!? 何考えてるの!? 兄ちゃんのことだから本当にノリなんだろうけど、それだけでこの大怪我!?」
「兄ちゃんを信用してくれて嬉しいよ」
「そうじゃないでしょ!」
恭平としては嘘を吐いているつもりはなく、比較的真面目に受け答えしているつもりなのだが、蒼にとってははぐらかされているようにしか思えなかった。というか、この様子を見た人は誰でもはぐらかされていると受けとるだろう。
平時と全く変わらないテンションの恭平に、蒼はどんどんヒートアップしてゆく。
「どのくらい怪我したかわかってるの!?」
「擦り傷と捻挫?」
「違ーう! 右肩脱臼、肋骨にひび、両足を捻挫、右手首に深い切り傷、全身に打撲と擦過傷! おまけに失血で危なかったんだからね!」
「うわぁ、怖いなぁ」
「他人事じゃないよ!!」
本気で他人事のような態度の恭平に、蒼は本当に小学生かという迫力で一喝する。それに対して恭平は本気で謝る。
この様子を見ている限り、どちらが兄なのか全くわからない。
「ごめんなさい。もうしません」
「もう一度されたらお医者さんにもお巡りさんにも迷惑すぎるよ! あ! なんか事情聴取っぽいこともあるらしいよ! そこでしっかり反省してね!」
「すみませんでした……」
恭平に謝罪は蒼にはあまり効果がないようだった。恭平はひたすら謝りながら、項垂れることしかできなかった。
「本当にどうしたらこんな怪我するんだろうね! 熊と喧嘩でもしてきたの!?」
「おしい、熊はいなかった」
「はあ!?」
「何でもないです」
つい恭平の口が滑るが、頭に血の上った蒼には聞こえなかったようだ。マシンガンのように次々と、恭平に小言を飛ばしている。
聞こえていたらまた説明に時間がかかっていただろうと、恭平は冷や汗をかいた。
そのまま五分ほど恭平が黙って小言の嵐に耐えていると、気が済んだのか息が切れたのか、漸く蒼の口が閉じられた。
少し落ち着いた様子で恭平に質問する。
「……で、ちゃんと仲直りはできたの?」
「あ……」
その言葉で当初の目的を思い出した恭平が固まる。間抜けな顔で口をポカンと開いている。
「あ?」
「いや、その……」
「……ねぇ、会えなかったの?」
蒼が先程までとは違う、にこやかな顔で質問をする。口調は穏やかだが、目は笑っていない。
恭平は弟と目を合わせることができなかった。
「いや! 会えたよ! 会えたんだけど……」
「謝ってこなかったと?」
「ええと、何て言うか、邪魔者がいたというか、話している暇が無かったというか……」
「つまり?」
蒼の声がスーパーマーケットのアイスコーナーより冷たくなる。
「……色々あって忘れてました」
恭平はもう伏せた顔を挙げることができなかった。次はどんな風に叱られるんだろうと、全力で耐える体勢に入る。
五秒、十秒と時間が経つ。しかし、蒼の雷は落ちなかった。
恭平がおそるおそる顔をあげると、目の前に蒼の呆れた顔があった。いや、どちらかというと色々なものを諦めた顔だ。
「……まあいいや。そういうのは本人達のものだし。それに、兄ちゃんが後悔してないみたいだしね」
「……うん。後悔はしてない」
揺るぎのないその答えを聞いて、はあ、と蒼は溜め息を吐いた。
「もう僕から言うことは無いかな。後は大人の仕事」
「大丈夫。蒼のものに比べたら、ぬるま湯のようなものだろうからね」
そう言って二人は顔を見合わすと、示し合せたかのようにくすりと笑った。それだけで空気が柔らかいものになる。
叱ることも叱られることもこれで一段落だ。
穏やかな空気の中、蒼がぽつりと呟いた。
「うーん、予想が外れたなぁ」
「へ? 何の予想?」
恭平は目ざとく蒼の独り言について問う。
それに蒼は笑いながら答えた。
「いや、兄ちゃんはね、まつり姉ちゃんのことが好きなんだと思ってたんだよ。けど、告白した様子は無いし、心残りがありそうな様子も無いし……」
勘違いだったかな、と照れ臭そうに話す蒼。彼が無反応の恭平の方を見ると、そこには石像のように固まっている恭平がいた。
不思議に思った蒼は顔の前で手を振ってみる。
応答無し。
おーい? と遠慮がちに声をかけてみる。
無反応。
ある可能性に気がついた蒼は、苦笑いをしながらそれを口にしてみる。
「もしかして……今気がついた、とか……?」
「……………………なるほど」
蒼はもう溜め息しか出なかった。
「鈍すぎるよ、色々と……」
苦いものを噛んだような顔をしている蒼とは対照的に、恭平は難問が解けた後のような晴れやかな顔をしている。いや、実際恭平にとっては難問が解けたのだ。
楽し気に恭平は呟く。
「そうか、だからずっと気になっていたのかな? だとすると、一目惚れってやつで……我ながら呆れるね」
「……気になるのがそこ……?」
顔を手で覆う蒼の横で、あれ、これって犯罪? と質問をする恭平。蒼は余りにズレている兄の思考回路に本気で頭痛がするような気がした。
うんうん唸っている蒼を気にせず、恭平はポンと手を叩いた。
「まあ、初恋がそれっていうのもも悪くはないかな」
「悪いよ! まつり姉ちゃんはどっか行っちゃったんでしょ!? 思いっきり失恋じゃん」
「それも悪くはないかな」
「あー、もう!」
叫ぶ蒼を眺めながら微笑んでいる恭平は、ベッド横のテーブルに何かが置いてあることに気がつく。小さな黒い巾着のようなそれに、恭平は見覚えがあった。
左手を伸ばし、それを掴む。恭平が手に取ったそれを見て、蒼は思い出したように報告した。
「あ、それはね。兄ちゃんが気絶したまま握り込んでたものだよ。……見覚えがないけど、兄ちゃんのものなの?」
見覚えの無い小物に、蒼は不思議そうな声をあげた。
しかし、恭平は蒼の疑問には答えずに、二重三重に結ばれた紐を解きにかかる。ぎゅうぎゅうに力ずくで結ばれたこぶ結びを、やはり力ずくで解いてゆく。そして、完全に解き終わると中のものを取り出した。
ころん、と恭平の掌に転がされたものを見て、蒼は顔に疑問を浮かべる。
「飴……? 何でそんなものを……」
透明なセロファンに包まれた琥珀色の飴は、陽の光を受け淡く輝いている。溶けた砂糖の色をしたそれは、舐めたらとても甘いだろう。
恭平は一粒の飴を見て少しだけ驚いた顔をする。しかし、すぐに納得した顔になると、包み紙をとり口に放り込んだ。
「あっ! 食べちゃうの?」
恭平は無言で飴を転がす。予想とは違い仄かに甘いその飴を舐めながら、恭平はくすくすと思い出し笑いをする。
自分に全く反応してくれない兄に、蒼は口を尖らせて文句を言う。
「何にやにやしてるのさ」
その文句に対し、恭平は飴を口に含んだまま、何でもないことのように答える。
「……餌付けでもされてたのかなって」
「はあ?」
「いや、こっちの話」
はぐらかす恭平に対して、蒼がどこかつまらなそうな顔をした。
蒼は二人の間で何があったのか知らない。それ故に兄が何を考えているのか全くわからない。それが何となく悔しかったのだ。
恭平はそんな蒼に意識を戻すと、また楽しそうな顔をする。そして、幼子をあやすように蒼の頭を優しく撫でた。
恭平は心の中で、まつりに呼び掛ける。
(君がどうだったかはわからないけど、僕は――)
また能天気って文句言われるんだろうな、何て考えながら、恭平は楽しそうに呟いた。
「あー、幸せだった」
変人と悪魔、これで一段落となります。何人ここまで読んでくださるかはわかりませんが(一人ぐらいはいるといいなぁ、と思っています)、もし読んでくださっている方がいらっしゃいましたら、ここに感謝を申し上げます。
さて、以下が後書きらしきもの、です。
はじめて小説らしきものを書き上げ、その難しさを痛感しました仁崎です。正直なところ自分でも何だかな、と思う出来です。しかし、最低限纏められたことに、自分で拍手を贈っています。
もしも、人間になれる生物がいたら、それはどう扱うのだろう。人間と呼んで良いのか、駄目なのか。駄目だとしたらその線はどこにあるのか。また、そういう生物との恋愛(笑)は? という思いから始まりましたが、何だかずれまくって原型を留めていません。笑ってください。いややっぱり止めてください。済みませんでした。
まあ、とにかくそういう妄想で始まり、このように決着したわけです。そこに問題があり、将来書き直すとしても、話の大筋は変えません。このお話は完成したので。
続きは書きたいですが、当分書けません。理由は単純、エネルギー切れです。最近、何故か老化を感じます。まだそこまで年を取ってはいないというのに……
構想(妄想)はバッチリです。鬼とか妖とか吸血鬼とか。その内書きたいです。
長々と書きましたが、読む人がいない可能性がありますので、ここら辺で止めておきます。今ならまだ、盛大な独り言でごまかせるので。
では、最後にもう一度お礼を。
ありがとうございました。
仁崎真昼




