天変地異~弐~
そしてアメリカ海盆へ到着。
そこは、どことなくアメリカ合衆国がにぎわっていたことを欺くかのように
とてつもない深海まで繋がる、未知の世の中の表面にすぎなかった。
積んであった水分内酸素変換装置とゲーム取材のため、たまたま会社の倉庫に置いてあった
超薄型圧力無効スーツが2着。その二つを冬人、新ちゃんは装着してアメリカ海盆へと。
ロシアの研究チームは海盆の中央を細かく捜査したらしく端の方は捜査していなかった。
なにもなく、ボートで4人は最終日を迎えた。
ヒデは「もう燃料がもたない。諦めようぜ。」
カズも「そうだ。明日にはこのボートも返さないとな。あとの燃料は帰港分でいいだろ!」
冬人と新ちゃんだけ、諦めなかった。
冬人は「実は昨晩。例のスーツがもう2着届いたんだ!最終日は4人で潜ろうぜ。」
ヒデとカズも最終日だからと言ってうなづいた。
4人はワシントンD.Cのがあったあたりに潜った。
3000メートルの深海が4人を吸い込むかのように。
2500メートルほど潜ったところだった、大きな気泡が海底から上へとのびていく。
冬人「なんだ。これは!この気泡が出てくる場所に行こう。」
2800メートル地点。とてつもない光が急に4人を包み、
瞬く間に周りの景色が白くなった、そこにはとてつもない吹雪が舞い荒れていた。
その雪化粧を覆った地を4人は歩いているとアメリカ空軍のマークをした偵察機が飛んだ。
偵察機がそれに気付き、すぐにヘリコプターが来た。
空軍の兵士が英語で「あんたら日本人だろ?どこから来たんだ!今は緊急事態なんだ
突然周りの国が消えて、衛星と連絡が取れなくなった!なんなんだ一体!?
ロッキー山脈、恐竜も出る!危ないんだぞ!」
カズは英語で「あぁ。そのことについて調査しに来たんだ。」
カズは爆発のこと、海盆のことを話した。
新ちゃんは気になっていたことを話した、「ロッキー山脈!?それに恐竜!?なんなんだ!」
米軍の兵士は「わからんが、周りの国が消えたり衛星連絡がとれなかったり。
それと同時に各地で恐竜被害が相次いでる。」
〜続く