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天変地異  作者: A Hill
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天変地異 ~壱~

これは完全なフィクションであり、

実在の人物・団体・建物とは一切関係ありません。

2289年12月23日0時0分 アメリカ、ニューヨークのエンパイアステートビルの

前にて、前代未聞の大爆発が起こる...。

この爆発によりアメリカのあった場所に深さ3000メートルの

海のど真ん中に盆地ができる。

ヨーロッパに東は消失して、南アメリカ北も同じく消失...。

ロシアの西も消失するかと思われたが56年に行われた戦争の後

「米露の壁」ができた500メートルの垂直の壁である。

これのおかげでロシアには、なにも害は起きなかった。

後に、アメリカのの盆地には3日をかけ海水が溜まった。そしてアメリカ海盆と

呼ばれるようになった。爆発でアメリカの人も物も何もかもが完全に消えた。

日本は全く被害がなかった、日本の学者は爆発をこう言った。

「アメリカの核実験で浮遊していた核の粒子が突然変異を起こし、爆発をしたのだ!」

こうとなえた。ただアメリカ近辺の海で核実験を行っていたが、それは70年前の話。

ありえない。2257年にアメリカにあった大統領の権限をロシアに移行した際、

アメリカの秘密資金も全てロシアに移された、その額は円で30兆円、

この莫大な資金を使いロシアの経済は急成長を遂げた、その資金で色々な研究を最前線で行った。

このトップクラスの研究者はこう言う

「56年に我が国と戦いをしただろ...アメリカが!

その時に使った「アンチ水素爆弾」の不発弾が今頃、爆発したんだろう!」

この「アンチ水素爆弾」とは水素爆弾の約2倍の威力がある爆弾で

水素爆弾の逆ではなく、水素爆弾をケチらせる威力という意味合いで付けられた物で

ダンボールに穴をあけて側面を叩くと空気が圧迫されて噴出する原理を利用して

作られた空気移動型爆弾なのだ。

年が明け、各国々で本格的な独自の調査を行った、

唯一のてがかりをロシアの研究班、チームプラスが見つける

捜査の方法は宇宙服を着て海盆に直に潜り調べた、そしてある物を見つける...。

Windows社の看板の破片である。Wの右端がみつかった、2289年の化学なら破片だけで

どこの物か、何の物体かは30秒あれば、すぐにわかる。

この破片は2センチメートル程の物だった、どれだけアメリカ海盆を探してもこれだけ

しか見つからない...。この破片をロシアが最前化学で研究するが、ただの鉄分と海塩だけ、これ異常はなにも発見できないと言う、結果しか出せない。

2289年の研究者は挫折した。

「これは歴史の一つとして記録すれば良い、理科的な要素いらないのさ。」

そう語る、この世の最前線を走っていたロシアに無理なら全世界無理なのさと

世界中の研究者はと口々に言う。

ただ日本人の「冬人」は諦めていなかった、ただのゲーム会社の若き課長だが、

夢を持っていた、現代の力はすごい!きっとできると。

大学で考古学と哲学を学んだ冬人、人類の力を最大限に引き出すキーマンになるとは

誰も予想しなかった...。

冬人はまず、会社の中で一緒に旅をしてくれる社員を募集した。

会社の上層部は「やめておけよ小島君。小島冬人、君は会社の有力な社員なのだから

アホみたいなマネはしないで普通に仕事をしてくれ!」

この言葉を冬人は無視して3人集った社員を集めた。

この3人を紹介しよう。

・木村和義 ・新川健二 ・村田秀夫

3人とも同僚である。・カズ ・新ちゃん ・ヒデ と冬人は呼ぶ程

仲の良い3人が集った。HIDEと呼ばれるチーム名で、【隠れる】という意味がある。

アメリカが神隠しのように消えたからである。

カズは、ゲーム会社に務める前はグローバル企業に務めていたので

ロシアの親友にボートを貸してもらえた。

ボートは用意できたとして、船上で2週間程度過ごす事になる。

いくら2289年の技術でも、アメリカ海盆と言う広大な海盆を

数日で探査するのは無理がある。

飲料水を宇宙パックに詰める。宇宙パックの技術は最先端と言えよう。

1ℓペットボトルの中に500ℓもの水が入る。これはパックの中に水を入れると

液体としてではなく瞬時に水蒸気に変え水蒸気として入るしかも、

蓋をすると水蒸気を圧縮して小さくなる。これを繰り返せば500ℓ入る。

蓋を開けてペットボトルからでると液体に戻る。

その他にも海水を飲料水に変える器具も取り付けられている。

食料はインターネット経由で送れるのだ食料のある空間を圧縮して、

その空間をインターネットで送れる。水分の場合、空間圧縮した際、気化してしまう。

脱脂綿などに含ませれば気化はせずに済むが非常にめんどくさいため

緊急以外は水分を送ることは、まずない。

この担当は新ちゃんに決まった。

ヒデは漁師の息子というだけあって、船の操縦は得意で免許も持っている。

舵取りはヒデに全面的に任された.

総指揮ととるのは、もちろん冬人である。

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