ビームと初めての共同作業なんですけど!!
「っていうか、普通にビームが意思持ってるのおかしいでしょ絶対!」
さっきから痛い目に遭ってばっかだし、攻撃するぐらいなら直接文句言って欲しいわ。暴力反対!
と心の中で思っている時、目の前にふよふよと文字が浮かび上がってきた。
「文句なんてねぇよカス」
………。
え?
「うちのビームめっちゃ口悪いんですけどぉぉー!」
よしよーし、ビームいい子いい子。さっきはごめんねぇー。
ふよふよ……。
「^_^」
よしっ。
チョロい。
「バチっ」
「痛ったぁぁー!」
ビームと格闘ながら結構歩みを進めてきたが、まだ村や町らしきものは見当たらない。
流石に歩き疲れてきたので、休息を取ることにした。
(ちょっとやってみたいことがあったんだよね〜)
私は地面に向かって弱めのビームを出しながらお絵描きを始めた。
ビームの出力に気をつけながら地面を慎重になぞっていく。
シュゥゥ……。
首を長くしてっと、胴体と4本足描いて尻尾つけちゃえば出来上がり!ちゃんと模様までつけてあげて、
「よしっ、これはきりんの絵になってるね……。ぎりぎりね。」
ふよふよ…
「(._.?) 」
「何そのちょっと不満そうな顔」
なんかビームにケチをつけられた感じがするので、私はきりんの絵に修正を入れた。
「よしこれでどうだ!」
「^_^」
「ビームも満足そうだし、これで記念すべきビームアート第一作の完成!
これからこの世界の芸術に、大きな変革をもたらすかもしれないね!知らないけど。」
……ここから数日後のこと。
「おいお前ら、これ見ろよ」
植物の採取にやってきていた男たち3人組は、一人が指を指した方向を見ていた。
「なんだ、この…首の長い生き物は?」
「ただの落書き…ってわけでもなさそうだな、これを書くには相当の技術が必要に見える」
そこには、森の地面いっぱいに描かれた、首の長い四本足の生き物がいた。
「これはもしかして古代の遺物とか、壁画の一部、地上絵とかそういった類のものかもしれん。この森にもまだこんなものが眠っていたとは、、、これは報告が必要だな。」
後日、調査団が派遣され地上絵の周りの調査と研究が行われた。またその近くで巨大なクレーターが発見されたのはまた別の話。




