55/61
55話: 迷宮の核心:影の迷宮
揺らめく真実を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「影の迷宮」の領域に到達する。
ここでは影が独自の動きを持ち、通路の安全性や心理的プレッシャーが絶えず変化する。
「……影を読み解くことが最優先だ」
慧は分析者として、断片情報や通路の微細な変化を解析し、安全なルートを導き出す。
雫は直感で、揺らぎの少ない光を感知し、心理的罠を回避する。
「左側の光は安定……でも影が次の瞬間に動くかもしれない」
迷宮内では、他の参加者も影の迷宮を利用して心理戦を仕掛ける。
微細な視線や仕草、光と影の揺れから相手の意図を読み取り、即座に判断しなければならない。
突然、通路の一部が偽装で閉鎖され、二人は迂回を余儀なくされる。
慧は解析で最適ルートを導き、雫は直感で安全な迂回経路を選択する。
「右に迂回……光の安定を確認して進め」
二人は呼吸を合わせ、影の迷宮の領域を突破する。
やがて空間が安定し、次なる通路が姿を現す。
「突破……成功」
雫が微笑み、慧も静かに頷いた。
影の迷宮の領域は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を試す場であり、
二人の連携と信頼をさらに鍛える試練となった。




