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52話: 迷宮の核心:影の螺旋
幻影の対話を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「影の螺旋」の領域に到達する。
ここでは、通路や光と影が螺旋状に配置され、方向感覚が狂いやすく、精神的プレッシャーが増大する。
「……螺旋の中心を見極めろ」
慧は分析者として、断片情報と空間の微細な変化から安全なルートを計算する。
雫は直感で、揺らぎの少ない光の帯を感知し、最適な進路を選択する。
「左側の光は安定……でも螺旋の揺れに注意」
迷宮内では、他の参加者も影の螺旋を利用して心理戦を仕掛ける。
視線や仕草、光や影の微細な揺れから相手の意図を読み取り、瞬時に判断する必要がある。
突然、通路の一部が偽装で閉鎖され、迂回を余儀なくされる。
慧は解析で最短ルートを導き、雫は直感で安全な経路を選択する。
「右に迂回……光の安定を確認して進め」
二人は呼吸を合わせ、影の螺旋の領域を突破する。
やがて空間が安定し、次なる通路が姿を現す。
「突破……成功」
雫が微笑み、慧も深く息をついた。
影の螺旋の領域は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を試す場であり、
二人の連携と信頼をさらに鍛える試練となった。




