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49話: 迷宮の核心:幻想の渦
潜行者の網を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「幻想の渦」の領域に到達する。
ここでは、光と影、音と空間の歪みが渦を巻き、現実と幻覚の境界が曖昧になる。
「……目で見ているものが全てではない」
慧は分析者として、断片情報と雫の直感を組み合わせ、渦の中の安全な通路を見極める。
雫は直感で、揺らぎの少ない光の帯を感知し、迷宮の幻覚を回避する。
「左側の光は安定……でも、次の瞬間に渦が変化するかもしれない」
迷宮内では、他の参加者も幻想の渦を利用して心理戦を仕掛ける。
視線や仕草、光や影の微妙な変化から相手の意図を読み取り、迅速に判断する必要がある。
突然、通路の一部が偽装で閉鎖され、迂回を余儀なくされる。
慧は解析で安全なルートを導き、雫は直感で安定した経路を選択する。
「右に迂回……光の安定を確認して進め」
二人は呼吸を合わせ、幻想の渦を突破する。
やがて空間が安定し、次なる領域への通路が姿を現す。
「突破……成功」
雫が微笑み、慧も静かに頷いた。
幻想の渦の領域は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を極限まで試す試練であり、
二人の連携と信頼をさらに強化する場となった。




