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40話: 迷宮の核心:断片化する真実
影と光の均衡を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「断片化する真実」の領域に到達する。
ここでは情報が複数の層に分かれ、真実と偽情報が入り混じるため、瞬時の判断が命取りになる。
「……全体像をつかむのが難しい」
慧は分析者として、断片化した情報を整理し、矛盾点と一致点を瞬時に見極める。
雫は直感で、揺らぎの少ない光の帯を感知し、安全な進路を選ぶ。
「右側の光が安定……でも次の瞬間に変化する可能性がある」
迷宮内では、他の参加者も断片情報を利用した心理戦を仕掛けてくる。
視線や仕草、微細な音のズレから相手の意図を読み取り、迅速に判断する必要がある。
突然、通路の一部が偽装で閉鎖され、迂回を余儀なくされる。
慧は計算で最短ルートを導き、雫は直感で安定した経路を選択する。
「左に迂回……光の安定を見極めて進め」
二人は呼吸を合わせ、断片化する真実の領域を突破する。
やがて空間が安定し、次なる通路が姿を現す。
「突破……成功」
雫が微笑み、慧も静かに頷いた。
断片化する真実の領域は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を極限まで試す試練であり、
二人の連携と信頼をさらに鍛える場となった。




