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36話: 迷宮の核心:虚実の境界

分断の罠を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「虚実の境界」の領域に到達する。

ここでは、現実の通路と幻影が重なり、どれが本物かを瞬時に判断する必要がある。


「……視覚だけでは判断できない」

慧は分析者として、断片情報の整合性と雫の直感を組み合わせ、最適なルートを導く。


雫は直感で、揺らぎの少ない光の帯を感知し、安全な進路を選択する。

「右側の光が安定……でも、次の瞬間に偽装が変化するかも」


迷宮内では、他の参加者も幻影を利用した心理戦を仕掛けてくる。

微細な視線や仕草、光の揺らぎから相手の意図を読み取り、行動を決定する必要がある。


突然、通路が偽装され、迂回を余儀なくされる。

慧は即座に解析で迂回ルートを導き、雫は直感で安全な進路を選択する。

「左に迂回……光の安定を確認して進め」


二人は呼吸を合わせ、虚実の境界を突破する。


やがて空間が安定し、次なる領域への通路が現れる。

「突破……成功」

雫が微笑み、慧も深く息をついた。


虚実の境界は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を試す高度な試練であり、

二人の連携と信頼をさらに強化する場となった。


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