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35話: 迷宮の核心:分断の罠
暗躍する影を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「分断の罠」の領域に到達する。
ここでは通路が複雑に分かれ、意図的に二人の連携を断ち切る罠が仕掛けられていた。
「……この領域、気を抜くと即座に分断される」
慧は分析者として、情報断片を整理し、二人が同時に安全に進むルートを計算する。
雫は直感で、揺らぎの少ない光と影の通路を見極める。
「右側の光が安定……でも、次の瞬間に罠が発動するかもしれない」
迷宮内では、他の参加者も分断を利用した心理戦を仕掛けてくる。
微細な視線や仕草、空間の揺らぎを観察し、相手の意図を読み解くことが必要だ。
突然、通路の一部が偽装で閉鎖され、二人は一瞬離れかける。
慧は即座に迂回ルートを解析し、雫は直感で安全な通路を選択する。
「左に迂回……呼吸を合わせて進め」
二人は互いのタイミングを合わせ、分断の罠を回避しながら前進する。
やがて空間が安定し、次なる通路が姿を現す。
「突破……成功」
雫が微笑み、慧も静かに頷いた。
分断の罠の領域は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を試す場であり、
二人の連携と信頼をさらに鍛える試練となった。




