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29話: 迷宮の核心:潜む罠
交錯する意図の領域を抜けた慧と雫は、迷宮の核心で「潜む罠」のエリアに到達した。
ここでは、通路や空間そのものに巧妙な偽装が施され、目に見えない罠が随所に潜む。
「……この空間、一瞬の判断ミスが致命的になる」
慧は分析者として、断片情報を詳細に解析し、安全なルートを導き出す。
雫は直感で、揺らぎの少ない光と影を感知し、安全な通路を選択する。
「右の影が安定……でも、相手もここを狙う可能性がある」
迷宮内では、他の参加者も罠や偽装を利用し、心理戦を仕掛けてくる。
微細な視線や仕草の変化から、相手の意図を読み解き、行動を予測しなければならない。
突然、通路の一部が偽装で閉鎖され、迂回を強いられる。
慧は計算で最短ルートを再構築し、雫は直感で安全な経路を導く。
「左に迂回……次の光が安定する瞬間に進む」
二人は呼吸を合わせ、潜む罠を回避しながら迷宮を前進する。
やがて空間が安定し、次なる通路が姿を現す。
「突破……成功」
雫が微笑み、慧も安堵の息をつく。
潜む罠のエリアは、心理戦・情報解析・直感判断を同時に試す試練であり、
二人の連携と信頼をさらに鍛える場となった。




