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22話: 迷宮の核心:潜む影
錯綜の渦を抜けた慧と雫は、迷宮の核心部へと足を踏み入れた。
ここは空間全体が闇に覆われ、微かな光と影が交錯する領域だった。
「……光と影の揺らぎが複雑すぎる」
慧は分析者として、断片情報の微細な変化を追い、正しい通路を見極める。
雫は直感で、影の揺れが最も安定する瞬間を捉え、安全な進路を選択する。
「左側の影が収まる瞬間に進む……でも、誰かが待ち構えているかも」
迷宮の核心には他の参加者も潜み、心理戦が極限に達する。
視線や仕草、囁き声の微細な変化から、相手の意図を読み解くことが必要だ。
突然、背後から影が迫り、通路の安全性が一瞬崩れる。
慧は冷静に解析し、雫は直感で最適な迂回ルートを判断する。
「右に回避、次の光が安定する瞬間に動く」
二人は呼吸を合わせ、潜む影をかわしながら迷宮の中心を進む。
やがて、影の揺らぎが静まり、空間は安定する。
「突破……成功」
雫は小さく微笑み、慧も深く息をついた。
迷宮の核心は、心理戦・情報解析・直感判断の総合力を試す試練であり、
二人の連携と信頼を再確認する場となった。




