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1話: 新たなる招待
慧は朝の光の中、机に置かれた封筒を見つめていた。
シリーズ1の試練を突破してから数週間、平穏な日常を取り戻したかに思えた。しかし、この封筒がその静寂を破る。
「……またか」
慧は封筒を手に取り、微細な凹凸、紙質、紋様の揺らぎまで分析する。
封筒の中には、前回より複雑な異次元施設の地図と、課題の概要が記されていた。
雫が隣で封筒を手に取る。
「危険度が、前回より確実に上がっているわ」
彼女は直感で封筒の紋様の揺らぎを感じ取り、施設内の危険性を察知する。
慧は地図の解析を開始する。
壁や通路の配置、可能な移動経路、情報断片の配置パターン……膨大なデータが視覚化される。
「今回の試練は、情報の量も複雑さも前回の比ではない」
慧の瞳が冷静に光る。
施設に到着すると、すでに他の参加者が集まり、微妙な緊張感が漂っていた。
表情のわずかな変化、手の震え、視線の揺らぎ……慧は分析し、雫は直感で危険を察する。
導入課題は、異次元情報の断片を組み合わせ、真実にたどり着くこと。
心理戦と情報解析、そして直感判断の三つが同時に試される初の試練だった。
「……進もう」
慧が低く呟き、雫も力強く頷く。
扉の向こう、未知なる次元の試練が二人を待ち受けていた。
そこには、想像を超える情報の迷宮と心理戦の嵐が広がっていた。




