『性空、六根清浄、六速記を得ること』速記談3096
性空聖人は、六根清浄の境地に到達した聖人であった。あるとき、客人が来て対面していると、その客人が、腹のあたりに蚤を見つけて、ひねり潰そうとしたところ、性空上人は、蚤だからといって、なぜ生きとし生けるものを殺そうとなさるのか、と大いに嘆きなさった。客人は、これを恥じて退散した。この性空上人は、六つの速記方式を習得していて、読経をしているときも、六種類の速記文字が、頭の中に流れるのだという。
教訓:六枚のレイヤーに同時に速記するようなイメージらしいが、凡人には理解しづらい。