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謎だ………。

作者: 石川 瑠佳

 仕事場で、途中から、先輩は別の部屋の作業に入った。

 一人になったので、「死ぬーっ」とか、「地獄」とか「クソッ」と一人言を、言ってしまうようになった。

 一人言の口が、かなり悪い。

 誰かに、変に聞かれていないか心配だ。


『地獄』本当の地獄と違うのは、きっと、生身の傷も火傷もないことだろう。


 三十度越えの温度の室温。火事があった後の部屋を使っている、倉庫。


 昨日までは商品が入った箱に入った商品、全部、チェックしていたのだが。

 今回は、頼まれた探してほしい商品をだいたい一つ探す。

 いきなり、火事があった後の部屋の倉庫。過酷だ。


 まず、棚にある、だいたいの箱がかなり重い。そういうのも割と普通に持てる人間になりたいが、かなり難しいくらい重い。扇風機の服着てんのに、重さかかったらバッテリーの機械が大丈夫か、心配になる。


 一個の商品()()()()()、また、かなり重い箱を持ち上げなければならない。十数個くらいあった…。

 暑いし、「地獄だ」

 爽やかさなんてない。女性のあの日(生理)の影響もあるのかな……。


 おまけに、天井は焼けてるから、一番上の商品は重さはないが髪が火事跡にあたる。

 下りたら、髪に炭がついている。振っても、少しはついてそう。

 暑いし。


 これくらい……。

 これくらい………。


 仕事がしんどくなかったら、二日ぐらいで忘れられそうな事だが、怒りがある。


 これは、普通の苦労なのか?

 特別な苦労なのか?


 謎だ………。



                   終




これは、仕事場にとって、マイナスではあるんじゃないかなぁ。

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