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過去への扉がひらくとき  作者: 成城諄亮
FNo.01 ミヤベ セイト
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第11話

 真里那は、ホームレスたちの喧嘩騒動に巻き込まれ、亡くなった。死因は脳内出血だった。


真里那は巻き込まれて腕に怪我を負っても、頑張って生きようとしていた。でも、天はそれを見放すかのように、真里那に死因となる傷を与えた。トドメだったのは、一部が錆びた滑り台の階段。青かったところが、赤く染まっていた。


揉み合っていたホームレスの男二人、舟木と下田は逮捕された。そのとき、警察官らは傷害罪とか言って、携帯している手錠をかけていたような気がする。でも、はっきりは思い出せない。ぼんやりとした視界で、正しいものは見られなかった。


 僕は遅れてやってきた救急車で近所の病院に運ばれて、切られた部分の縫合手術を受けた。いくら過去に戻ったとは言え、結果が変わるわけではないために、全く同じ部分を縫合された。傷跡は僕の右腕に戻ってきた。一日だけ様子見ということで入院させられる流れまで、何も変わらなかった。綺麗なほどに。

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