表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ここが人生最後の交点

作者: 梅埜 翔

桜の木が目覚め始め、少しずつ蕾が目に見えて分かるようになってきた。

来年はもう、この景色を一人で見ることになるのだろう。


卒業おめでとうございます、先輩。

意外とスーツ似合ってますね。

今度こっちに帰ってくるときは、何か美味しいものくださいね。

一輪だけ咲いていた桜の花びらが舞ったと同時に、先輩の顔は私を見つめて微笑んだ。

「お、ありがとう。いいよ、何か良い物持って行ってあげる」

私をまっすぐ見て笑う先輩に、


「行かないでください」

なんて言えなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ