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第11話 体育祭だっ! C

次の日の放課後。

「ふぅ、これで最後か。」

学校の校門前にダンボールを置く。

ややあって、声がした。

「おお、ありがとー。後は俺たちがやるからなー」

校門を飾る係の人たちである。

校門にはアーチが作られており、大きく『体育祭』と書かれている。

残り3日で完成させるのだという。

色とりどりのペンキ缶を持った奴がいっていた。

「あと3日で体育祭か………」

1人つぶやいた。……つもりだった。

「そうだねぇ〜 待ち遠しいね〜」

返事が返ってきた。

「何故お前は最近俺の近くに現れる?」

「えへへ〜〜なんでだろうね〜〜〜」

一ノ瀬 唯。昨日も会った。昨日は危なかった……

「これからデートなどはいかがですかぁ?」

「いんや、断る。というか最近、ストレートすぎる感があるんだが。」

「分かってんならさ!………言ってよ。」

反射レベルで危険だと感じる。

「さ、さてと。仕事の終わりを栗原に伝えに行かないとな〜……」

「まってっ!何で流すの〜〜〜!」

またずるずると引きずりながら校舎へと向かう。












「やぁ、有志君じゃないか。それに唯ちゃんも。」

知った顔が教室の前にいた。

「あっ!猿山君だ〜 この間はありがと〜〜〜」

「なぁに、僕の教えは役に立ったかい?」

そういえば変なことを唯に教えたのはこいつだった。

処刑するとか決めて決めてたがする

「とりあえず一発貰ってくれ。」

すれ違い際にボディーブロー。

「わぐっ……何故に……」

そういって倒れる。とりあえずシカトして教室の中へ。

教室の中には、先生の椅子に座りぐるぐる回っている奴が1人。

このクラスの委員長なのだが……

「おい栗原。ダンボール運び終わったからな。」

謎の奇行に突っ込みはいれずに告げる。

「いや、突っ込んでよ。ふぉぉぉぉぉ!」

さらに早く回転。イマイチキャラが固定されて無い気がするが……いい。

「うぃーす、あ!いいんちょー何してんの!」

教室の出入り口に雪丸が立っていた。

「うう………やっと突っ込んでくれたね。」

ふらふらしながら立ち上がる。足がガクガクになっている。

突っ込んだことは突っ込んだのだが……落ちは無いらしい。

「ってか、雪丸は何してたんだ?」

「えっとねー、道具運びって言われたからさ。ペンキを運ぼうとしたんだよ。

 でもね、なーんかみんなが必死で いいから! って言うんだよ。

 だから暇になって帰ってきた。」

ついに雪丸は公認のドジ野朗になってしまったらしい。

だがこれでよかったのだ………

「えーっと、まぁいいじゃねぇか。ちょうど俺も帰るところだったし。

 一緒に帰ろうぜ。」

「そーするか。」

「ええっ!ちょっと待ってよ!私とデートするって言ってたじゃん!」

唯が真面目に驚いたような顔で迫ってきた。

「何、真面目な顔で堂々と嘘ついてんだよ!」



……結局ここにいた4人で帰ることにした。

「ぅぅ……僕を忘れてるよ有志君……」

そんな声が聞こえた気がしたけど……空耳だろうと無理矢理に。




















そしてあっという間に3日が過ぎ、ついに体育祭当日。

「うし、がんばるぞ!雪丸!」

「うしゃぁぁぁ!」

それに続き他の奴らも雄叫びを上げる。

何故にこんなに盛り上がっているのか。それは優勝商品にある。

優勝商品─────『クラスご招待、温泉の旅』

この学校の体育祭は、団別とクラス別の2種類がある。

クラス別の優勝商品こそがこれなのだ。

ちなみに団別には優勝商品が無い。

メインは、クラス別といったところだ。

「クラス委員の私に従えば必ず勝てるわ!そしてみんなで温泉に行くよー!!!」


うぉぉぉぉおおおお!


物凄い雄叫び。今年の体育祭は荒れそうだ。

「ま、団別も気は抜かないがな。」

火乃村が スッといった。

その目の奥はいつもと違う何かが宿っていた。














とりあえずいいわけです。

ハイ、すいません。夏なのに時間が無いってどういうことですか・・・

とりあえず更新!

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