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第9話 猿山編!?

やぁ、僕の名前は猿山 輝。最近、出番少ないとは思わないかい?

どうしてだろうね? 僕が思うに作者はぼくのことあんまり好きじゃないんだと思う。

ただ!!!今回は、猿山編ということで!

1話貰ったんだよ! あれ?1話だけ?少なくない?


ドンッ!


「おいてめぇ!どこ見て歩いてんだ!」

あらら……不良さんにぶつかっちゃったよ。だけど!

「ふっ、僕を誰だと思ってるんだい?」

「なっ!ま、まさか………お前が火乃村 誠か!?」

あれ?火乃村君ってそんな知名度高かったの?

しかも、不良さんビビってるし……?

「って違うよ!僕は、猿山 輝だ!」

「あ?聞いたことねぇな。俺の『バトルノート』には載ってねぇな。」

「え?なにそれ!載ってないの?って!問題はそこじゃないでしょ!

 『バトルノート』ってなに!」

もしかして最近の流行なの?どゆこと?

「うっせぇな。とりあえずお前は、ぶっ殺す!」

「な!まったく……殺すとか言っちゃ駄目だよ。あとそのデータ

 古いんじゃないの?火乃村君に戦いを教えたのは僕だよ?」

「な、なんだと!や、やばいぞこれは………」

名も無き不良は、一歩後ずさりした。

ふふふ……ハッタリが効いてる効いてる……!

「逆に、僕とぶつかったのがキミの運の尽きさっ!」

くらえ!とがら空きの不良の横腹に拳を入れた。


ポスッ


「……あ?全然痛くねぇぞ?」

…………思ってたのと全然違う……………。


バキッ! ドゴッ! ドドン!


「あがが………」

「へっ!調子のってっからだよ!」

なも無き不良は、唾を吐き捨てると何処かへと歩いていった。

見事にボコボコにされた。何故だ!

そうか!作者のせいか!僕の行動は作者によって制限されているんだ!

勝てないのは作者のせいなのか!?


そうは言ったものの、何も変わることなんて無い。

変わらないんじゃなくて変われない。

僕はそこまで駄目なのか────?

折角─────転校してきたのに────。





====================================

「転校……するか。」

そうつぶやいてみたのは、高2の冬。

そのころの僕は、心も雪や、氷のように冷たくなっていた。

毎日が風のようにすり抜け、いつの間にか日が落ちている。

何故そうなったのだろう?いつからだろう?

そう、思い出せるのは、数々の女子の顔……

「ふられたからだろー。」

なも無き生徒Aがそういった。

そう、ふられたからだ。………しかも7人に!

「ラッキー7じゃねぇかー。」

なも無き生徒Bが。

「誰だよラッキー7って言った奴は!ででこいや!

 ってか、僕の扱い酷くない!?なも無き生徒って!前の学校に

 友達すら存在しないの!?どゆこと!?」


シ─────ン


なにこの扱い。もーう!僕の告白のどこがいけないんだっ!


■一回目■

「やあ、お嬢さん僕と付き合ってくれないかぃ?」

1人目の女性は、肩までの髪のかわいらしい子、

ハムスターを連想させるようなくらいの。

「あ、私………ポケットに手入れて格好つけている人ダメなんで…」


ガーン!


か、かっこいいと思ったのに……



■二回目■

「その髪型が好きだよ!付き合って!」

2人目の女性は、髪を後ろでひとまとめにしたポニーテールの子。

活発で体育系の女の子だ。

「あはは!猿山君が私のことを?ないない!もっといい人探した方がいいよ〜」


グキーン!


何だこのふられ方……流されてねぇ?



■三回目■

「もしもし?僕だよ。え?いやいや!詐欺師じゃないから!

 本当だって!猿山だよ!誰って?ひどっ!」


3人目は告白すらできなかった。



■四回目■〜〜■七回目■カットします。



「いやいや!カットしないでよ!僕の唯一の生き様を!」

「この話が長くなんだよー。カットしとけよー。」

なも無き生徒D………ぶっ殺すぞ!


ってなわけで7回もふられたんだよ………。

そんなにふられたらもう駄目でしょ!そうだ!

僕は新天地へと旅立つんだ!新たな恋を見つけるんだ!




====================================

と、言うわけなんだ。今は、憂緋ちゃんを狙ってるんだ!

いつも蹴り飛ばされているけどそれはスキンシップなんだと思うよ!


「へ〜そんなことがあったんだ〜」

こ、この声は………有志君!


「こいつの考えそうなことじゃん。」

雪丸君!?


「とりあえず乙女の敵!一発食らっとくか!?」

千恵ちゃん……


「まぁ……猿山らしいのか?」

火乃村君……。


「とりあえずキモイから死んで!」

憂緋ちゃん!


振り返るとそこには、いつものメンバーが集まっていた。

「あれ!?いつから聞いてたの!?」

「最初っから聞いてたよ。つうか、過去話って言ったら感動するモンだろうが!」

「それは勝手な勘違いだよ!有志君!」

久々の会話だ……かなり懐かしく思える。

「というか……このままだと全員そろって遅刻だぞ?」

冷静に火乃村は言った。

「じゃあ走りますかっ!」

雪丸君は屈伸運動を始めている。


「よーいどんっ!」

千恵ちゃんの合図で全員が走り出す。


なんか感動だ。僕にはこんな仲間達がいる。恋はまだ見つけられていないけど、

すばらしい友情なら見つけた。


このたくさんの仲間達の中で────これからも────。



なも無き生徒A、B、C、D、「奇麗事|(笑)」


「ぶっ殺すぞ!」













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