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第6話 転校生!?C

「あいつ気にくわねー!」と雪丸が叫ぶ。

あいつ・・・とは、猿山のことだろう。

もちろん教室にそのあいつは今いない

にしても織宮を口説くとはな、

確かに容姿は、いいけどよ。

「まったく!転校初日から織宮を口説くなんて!」

「なにきれてんだよ。」

ここで軽く火乃村が突っ込みを入れる

「へっへっへ、ライバル出現ですな」

ぬっ、と里中が現れ、怪しい顔になって言う

アレ?俺に言ってんだよな……?

「な、なにがだよ?」

「フハハハハ!死ねっ!」

里中は、ハンドガンを懐?から出し、

有志の頭めがけて発砲した。

パァン!

ドゴッ!

「いってぇーーーー!」

発射されたのは、ゴム弾。こめかみにクリティカルヒットすれば

気絶させられるほどのものだ。

「どうだ!乙女の力は!」

「お前の力じゃねーだろうが!」

意味不明のやりとりで盛り上がっている中、

あの男が教室に帰ってきた。

「やあ、皆さんおそろいで。楽しそうですね。」

キザッたらしい笑み、別にかっこよくもなんとも無い。

「じゃあお前も食らってみな!」

「え?」

いつの間にか雪丸の手には、ハンドガンが。

Sっ気全開の危ない顔をしている。

バァン!

ドグッ!

お、おい。俺のときと音が全然違うんだが………

死んだか?

「い、いたいなぁ………でもみんな楽しそうだね?」

言動がおかしい……国語力無いのかこいつ?

てか雪丸に銃持たせんなよ……

「ふーん楽しいかぁ〜」

「へーえ楽しいねぇ…」

雪丸と里中が、黒い笑みを浮かべいている。

「え?はい?」

猿山は、苦笑い…

「「もう1発食らっとけぇー!」」

見事にハモった。

てかそろいもそろってSかよお前ら…

火乃村は、いつの間にか『我関せず』と、席に座り

遠目に見ている。

織宮は、何らかのダメージを受けたようで今日は、机に突っ伏している。

朝のあれで恥じかいたか?

木刀振り回すよりかいいと思うが……

「す、杉水君──助けてくれぇーー!」

気付けば猿山が、足元に縋り付いている。

オラオラオラオラ!逃げねぇとハチの巣だぜぇ!

と、向こうから聞こえてくる。

ああ、襲われてたのか。

ふっ、と力を抜いた瞬間───

「杉水君ガード!」

猿山は俺と場所を入れ替え、盾とする。

「それは、俺の技だぁーーー!」

雪丸が突っ込んでくる。そして久しぶりにボケ発動。

机に足を引っ掛け、椅子を2〜3個巻き込んでローリング!

その反動で椅子が弾け飛ぶ。

「うわぁ!椅子が降ってくる──!」

「何してんだてめー!馬鹿か!」

「うっひーー」

妙に猿山がなじんできた1日だった。










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