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第5話  勉強会  B

杉水家・・・中央区のマンションの1部屋

そこが家となっている。

3LDK。マンションにしては広い。

親父が大金はたいて買った場所・・・

忌々しいあの目つき・・・口調・・・

思い出すだけで胃が引き絞られる・・・

トランクケースからばら撒かれた金───

アイツにとっては、毎日配給される新聞のような存在の───


・・・ず・・・

・・み・・・・・し

「杉水!」

「うわっ!!」

自分の部屋の前・・・ドアは固く閉ざされている。

「どうした?早く開けてくれよ」

火乃村が後ろから声をかけてくる

「あ、ああ・・・悪い・・・」

だめだ・・・今こんなことを気にしている場合じゃない。


ガチャリ


「おおー!広いナーーー!」

感嘆の声を上げたのは、雪丸。

「はは、たいしたものじゃないよ・・・」

なんだって・・・こんな時に思い出す・・・

「ま、とりあえずはじめるか。」

切り出したのは、火乃村。

「そういえば織宮と里中は?」

「1回家帰るってさ。」

「そうか・・・って!雪丸!人の家漁んな!」

「はじめようか・・・!」

火乃村もなんか限界みたい・・・




「ねえ、やっぱり行くの止めない?」

珍しく織宮は、弱気でいた。

「何言ってんの?ただの勉強会でしょ?」

里中が返す。

2人はマンションの1階、エントランスまで来ていた。

2人とも普段着だった。

織宮は、フリフリのワンピース。

里中は、ジーパンにTシャツといったごく普通・・・

というか男子スタイル・・・


ピンポーン

「ああ、!押しちゃったよ!」

「ちょっと憂緋ーうるさいよ」




全員集合だな、と火乃村が切り出した。

ていうか織宮の普段着すごいな・・・

そのまま固まっていたら人形にさえ見える。

木刀が・・・・なければな。



そのまま時間は過ぎていった───

って雪丸寝てるし・・





───次の日───

「はい、はじめてー」

担任の梅崎 百合の合図でいっせいに答案用紙が表になる


■火乃村■

カリカリカリカリカリ・・・・


■織宮■

カリカリカリ・・・カリカリ・・・


■里中■

カリカリ・・・カリカリ


■杉水■

カリカリ・・・?


■冬島■

?????????



テスト終了ー


「いけたか?」

火乃村が余裕顔で聞いてくる

本人に悪気は、ないのだと思う

てかそう思いたい・・・

「まぁまぁいけたよ」

ホントにいけた。

「まぁこれも織宮のおかげだろ」

「そうだなありがとうな、織宮。」


ガッシャーーーン

 おい!織宮がこけたぞ!

      なんで!誰か何かしたのか!



「おれ・・・なんかしたか?」

「たぶん・・・悪くは無い」


「にひひひひ・・・・キューピット様〜♪」

1人里中が不気味な笑いを浮かべていた


勉強会で『わーーーー!』ってやるつもりだったんですけど

なんか杉水有志の父親についての伏線っぽくなってしまいました〜

なんかすいません・・・・

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