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理想の夫がやってきた  作者: 九つ重ねた数字
彼がやってきた
9/13

第八話

連続3話目

お昼休み


「いやーだから私は言ってやったわけよ!お前の母ちゃんの乳でm」

「瞬殺拳!」

「のんd!?」


もう同級生の脇腹にこぶしが刺さるくらいでは驚かなくなってきた・・・


「ごめんねーとき君。うちの学校の生徒のほとんどが男性耐性ゴミだからさー」

「とき君みたいな可愛い男子と向き合うと思考と本能が乖離しちゃうのよね。」

「だから変なやつらも多いと思うけど出来れば登校して下さい・・・」


「あ、はい。大丈夫です。なんかもう、慣れました。」


この慣れはきっとこの先も必要不可欠な物になるだろうなー。


「やった!美少年とまだ一緒にいられる!」


「これからの生活がバラ色に!」


「他のクラスの奴らざまぁ!!」


「あ、お水飲む?(口付けたけど)」


「「「処刑!」」」


「あびば?><”!」


いくら慣れてもあまり人が傷つくのは見たくないなー


「あの、自分は大丈夫ですので。皆さんのお体の方をお大事に・・・」


「とき君!そんなこと言っちゃダメ!」


「え!?な、なんでですか?」


結構まともなことを言ったつもりなんですけど。


「だって私たちの体を優先したら!」


「とき君を食べたい」


「レッツ トキディナー」


「4人くらい作ろうね?」


「こういう馬鹿どもが粋がるから!!!悪霊退散!!」


「「「ぶびっゅ!!!」」」


見事なダブルラリアット。て、そうなっちゃうのか・・・。じゃあ、僕がうまく立ち回ればみんなハッピーになれるかな?


「わかりました。えっと、それでは皆さん握手しませんか?」


『え???????』


「握手すれば仲良くなれると聞いたことがあるので!」


いっそのこと握手することで皆が平等であることを示す作戦に出る!告白されたら全部断ればオッケー。僕は葵さんの夫だしね。


「どうですか?」


「1列縦列!」


『1!2!』


「では私から・・・」


「はい!」


とにかく誰もふっ飛ばないクラスに!






「よろしくお願いします」


「はぁ、はぁ、すべすべ、美少年・・!!!」


「あのー、」


「3万までなら「はい、次!!!!!!」ENNNNNN!!!!」


一人目から飛んじゃったよ。





「よろしくお願いします。」


「よ、よろしくお願いしますね!困ったことがあったら相談して下さい!」


「では困ったら僕にも相談して下さい」


「じゃ、じゃあ!偉大なる美の復元のためにも脱いでく」

「私の胸筋を書きたまえ」

「私の背筋でもいいぞ」

「ウエストが一番自慢」

「女は邪魔だぁ!!」


「あはは・・・」


上半身くらいなら構わないけど怖いから言わないでおく。あ、いきなり脱ぎだした所は目を瞑っています。





「お願いします」


「ええ、お願いしますね。」


「失礼ながらすごい髪型ですね。まるでクロワッサンのよう・・・」


「母に教えてもらったのです。いかがでしょうか?」


「とてもきれいだと思いますよ!」


「(母の言っていた男を落とすための髪型というのはあながち嘘ではないようですねぇ!)」


初めてまともに会話が出来て僕はうれしかった。この調子で全員とあいさつを・・・







30人後





「・・・・はぁ。」


全員とあいさつを終えた今、目前には戦闘跡のような教室が。まあ、実際戦闘だったのだろうけど。


結局僕に襲い掛かって来ずに挨拶が出来た人はギリギリ2桁に行かず、その内半分は襲っては来なかったけど野獣のごとき迫力を受けた。

なので、襲ってきた人はほかの人にいろんな方法で撃退されたのだ。流石に教室でバックドロップを仕掛けてた時は死んじゃうと思ったが、机に落とす分理性は残っていたのだろう。


ちなみに今回の握手で一番過剰に反応した人は、握手した瞬間に僕を攫おうとして天井につるされている。

・・・やっぱり僕の常識とこの世界の常識は合わないようだ。




午後の授業はちゃんとみんな受けてました。








キーンコーンカーンコーン


「いやー、授業終わったね!どうだった?初めての授業?」


「ちょっと緊張したんですけど大丈夫でした」


「そっかそっかー。分からないことがあったら、この私に聞いてね!」

「こいつ馬鹿だから!私の方がいいから!」

「あんたもこの前社会科目で赤点取ってたでしょうが!」


また同じような喧嘩してるなー。


「あ、そういえば二橋君担任とあった?」


「いえ、朝来たときには既に授業に向かわれていたようなので会えませんでした。」


「なら初めてだね。このクラスの担任はね、」


前ドアが開く。


「はい、席に着いてー。着かないと婚期逃すわよー」


「婚期なんてまだまだ残っとるわい性悪担任!」

「そっちこそ行き遅れろ!」

「そして一生独身でお局様ルートじゃ!」


「悪いけど私はもう将来を誓い合った相手がいまぁ・・・・・・」


生徒達から罵詈雑言を向けられた教師は生徒を見渡しながらある生徒のところで固まった。


「あ、あ、あー!!?なんでとき君がここに!?」


愛しの旦那(予定)である。


「あ、葵さんが担任の先生なんですね。よろしくお願いします。」


ときの名前呼びにクラスがザワッとなる。


「いや、いえいえ。私の方こそ失礼の無い様にしっかりと教師を勤めたく・・・」


これまでに見たことの無い担任の反応にざわめきは大きくなる。


「今はただの生徒と教師の関係なんですから、そこまで固くならなくても大丈夫ですよ。」


(今はただの?なんだその単語は。まるで、今じゃなければ別の関係性にあるのか?いや、あるよな。)

そんな考えを全員が思い浮かべる中、一人が勇気を持って尋ねた。


「あ、あの!お二人の今じゃない関係性とは!?」


「そ、それは・・・」

「夫婦ですよ。」


ときは特に恥じらうこと無く答える。


「「「「!?!?」」」」


女子高生らの頭の中に担任のフルネームが思い浮かぶ。


二橋 葵

二橋 とき


確かに名字が一緒ではないか!これは偶然とか姉弟とかではなく、入籍に伴って名字が変わったからか!


「そ、」

「そ、、」

「そんなの・・・」


「「「「あんまりだぁぁぁぁぁ!!!!???!!」」」」



あまりの絶叫に両隣のクラスからクレームが来た。


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