表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Mike ミケ  作者: momonga
6/6

新しい雑誌

こんばんは。


私ミケ。

人間って休みの日の前はウキウキするって言うけど、それは良いこと?

私のお友達はミーハーなのだと自慢していて

新しいことが大好きなんですって。


私の新しいことって言ったらタンポポの花には2種類あるってこと知ったことだわ。

ひとつは首が短く生えていて、もうひとつは少し長くて優しい黄色なんです。それではミーハーとはいわないの?


ぼうすけさんは相変わらず頑張って仕事をしていて私に優しいけどなんだか退屈だなぁ〜。

私はぼうすけさんに拾われて優しく育てられた三毛猫のミケ。

いつか人間に恩返しがしたくて今一生懸命にコトバを勉強中なの。

今日もぼうすけさんの膝の上でゴロゴロしているとぼうすけさんは新しい雑誌を買って読んでいたの。

そして言ったわ。

免許でも取ろうかなぁ..ですって。

ちらっと見ると雑誌は何やら自転車みたいな形の乗り物で後ろに女の人?!が乗っていたわ。


ははぁ。

これは誰かを乗せてどこかへ行きたいというわけね。

にゃー。

私はこっそりぼうすけさんをしっぽで叩いたけど聞こえてないみたいね。


急に居心地が悪くなってぼうすけさんの膝の上から降りて窓の近くへ行って窓枠に飛び上がると私の心にはあの優しいアキさんが浮かんだの。


アキさんはチャキチャキしていて優しくてぼうすけさんとは正反対の活発な女の人なの。

そして私の名付け親。

私を女の子だと言い張ってくれた人。


ぼうすけさんはきっとアキさんのことが好きなんだ..


窓の外は暗くって涼しい風が吹いていて

網戸がしてあったけど

なんだか急に遠いところに行きたくなったわ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ