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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
99/215

ニンニキニキニキ

「何だとコラ!言うに事欠いて何て事を言いやがる!

ミケルンを将来嫁にするのは、このゴクワ様だぞ!」

シュウの言葉を聞いた

ミケルンの幼馴染というゴクワが激高した様子で、

そう宣言をした。


「い~え、私はマダ誰とも結婚をする予定は御座いません。」

2人の言葉を聞いたミケルンが告げる


「何だよミケルン!

あの子供の頃に2人で交わした約束を忘れちまったのかよ!?」


「ま、まさか・・・これは、もしかすると、

ミケルンさんは、子供の頃に幼馴染のゴクワと将来を誓い合うという、

お約束の言葉を交わしてしまっていた展開なのかっ!?」

「あ~、ありがちだよね、っていうか、

僕と嫁さんも、そのクチだったからね」


「あんた、もしかして、あの時の約束が有効だったと思ってるの?」


「お~!何だよ、ちゃんと、お前も憶えてるんじゃねぇかよ!

そうだよ、俺が右手に、

当時お前が可愛がっていたヒヨコのピーちゃんを持って、

大人になったら俺の嫁さんになってくれなきゃ、

この手でピーちゃんを握り潰すぞって言ったら、

お前が泣きながら『ゴクワ君の、お嫁さんになる』って言った

あの時の約束だよ!」


「あんな、脅しながらの約束なんて無効に決まってるでしょ!」

「子供の頃の、お前ホント最低なヤツだな・・・」

「それを、未だに有効だって思える精神が凄いよね」


「うるさいっ!うるさいっ!

約束したってったら約束したんだ!」


「あ~、はいはい、それよりアンタ、

いつまでも、ここで油売ってても良いの?

クエストが終わって帰って来たばかりって、さっき言ってたけど、

パーティーの人達との約束が何かあるんじゃ無いの?」


「あっ!?そうだった!

ここには、ミケルンの顔を、ちょっとのぞきに来ただけで、

この後、皆とのクエスト成功祝いの打ち上げがあるんだったぜ・・・」


「やっぱり・・・

皆さんを待たせたら悪いから、早く向かいなさいよ」

「そうだ!そうだ!早くブタ獣人とか、

サハギンのナマカの元へ行っちまえ!」


「おい!お前、何で俺の仲間の事を知ってるんだ!?

さては、俺達のパーティーの事を、何処かで監視していやがったんだな!?

俺達を監視する理由は一体何なんだ!?」


「えっ?ホントに、そうなの?

いや、適当に言ったら、

偶々当たっちゃっただけ何んだけど・・・」


「そんな、ピンポイントな偶々があるかよ!

自分で言うのも何だけど、

ウチのパーティーは、変わり種のメンバーばかりだから、

偶々何かで当たる訳無いだろ!」


「いや、それはホント偶々だから、しょうが無いんだけど、

ゴクワのメンバーって、その3人組なのか?」


「いや、全部で4人組だ

サル獣人でアタッカーの俺ゴクワ、

ブタ獣人で盾職のハッカ、

サハギンで魔法使いのゴジョ、

そして、人族で僧侶のサンゾの合計4人組だな」


「フルコンプリ~!

僧侶のサンゾ来た~!」

「ハハハ、ホント偶然とは思えない面子だよね」

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