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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
37/215

再び教会へ

「そんじゃ、俺達は大工だいく道具を取って来るから、

ポン吉は、ここで待っててくれや」

「急いで取って来るからね」

街の駐車場に着いたシュウとケンは、

他の魔導車とは一線をかくしている『亜空トレウス』の秘密を、

ポン吉に見せる訳には行かないので、

ポン吉には駐車場の入り口にて待機たいきして居てもらう事とする


「うん、分かった。」


ポン吉と別れた2人は、

余り目立たない様にと、他の馬車などの影になる奥側に駐車した

『亜空トレウス』へと辿たどり着くと、

周囲に他の目が無い事を確認してから、

荷台の謎空間にある倉庫、木材加工場もくざいかこうば、住居をねた場所へと入った。


「シュウ兄ィ、陛下から預かってる白金貨は、

2枚とも商業ギルドの口座に入れちゃっても良いよね?」

倉庫で大工道具を魔導リュックへと詰め込んでいるシュウに向かって、

住居部分に置いてある白金貨を取りに向かおうとしているケンが問い掛ける


「ああ、どうも商業ギルドのミコチャさんの話じゃ、

白金貨のままじゃ色々と使いづらそうだから、

口座に入れちゃったほうが良いだろうな」


「そうだね、じゃあ2枚とも魔導リュックに入れて来るね」


「おう」


2枚の白金貨を魔導リュックへと入れて戻ったケンと、

必要そうな大工道具を魔導リュックに詰め込んだシュウは、

謎空間から頭だけ出して人目が無い事を確認してから、

謎空間を出てポン吉の元へと戻った。

「待たせたなポン吉」

「お待たせ」


「ううん、そんなに待たなかったよ、

兄ちゃん達、ホントに直ぐ帰って来たね」


「ああ、魔導リュックに詰め込んで来るだけだからな」

「ホント、便利な魔導具だよね」


「そっか~、兄ちゃん達に買ってもらったリュックを、

オッチャンの店に取りに行くのが今から楽しみだな」


「おう、皆の生活に役立ててくれよな」

「大事に使ってね」


「うん、分かった。

それで、これから何処どこに案内すれば良いんだ?」


「教会の建物のいたみ具合を確認したいから、

教会に戻ってくれるか」


「シュウ兄ィ、商業ギルドにお金をあずけに寄らなくても良いの?」


「ああ、魔導リュックに入れときゃ心配無いだろうから、

預金に行くのは明日にしようや」


「うん、了解りょうかい


2人はポン吉の案内でふたたびコウヤサン教会へと戻る、

教会の入り口の門をくぐると、

お寺の境内けいだいに当たる様な場所を竹ボウキでき清めている

ポキール神父が目に入った。

「神父さん、教会の土地建物の売買契約ばいばいけいやく上手うまく行きましたよ」

「これで、今後も安心して生活出来ますね」


「おお!お二人とも本当にありがとう御座ございました。

今、熱いお茶でもれますから、どうぞお上がり下さいませ。

ポン吉も案内ご苦労だったね、お二人のお相手は私がするから、

家に戻っておいでなさい」

シュウ達が声を掛けると、神父はホッとした様子で返事を返した。


「はい!分かりました神父さま、

じゃあ兄ちゃん達、またな!」


「おう!またなポン吉」

「案内ありがとうね」

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