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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
200/215

予定は未定

「シュウ兄ィ、今日は何かやる事があるかな?」

「この街の観光スポットも、

既に全部見尽くして仕舞いました感がありますよね」

「シュウ兄ちゃん、またナンか

おもしろいことでも始めないのか?」

当初、シュウが入れ込んでいる『ニャンでも百貨店』の

店員ミケルンに良い所を見せるが為に、

店舗と自宅に洗浄機能付き便座を据え付けたら

ピョロリの街を出立する予定であったシュウら一行であるが、

街長であるピョロピョ~ロと、その執事のバトリャ~より、

知り合いの街長らに、この街に完成した緊急時避難用の

地下シェルター施設を実際に見せ、

その有用性を知って貰った後に、紹介をしたいとの話を受けて

街での滞在を2週間程延長していたのであった。


「おう!昨日、暇だったんで建築業ギルドに行って

俺らの口座の残高を確認して来たんだけどよ、

今回の地下シュルターの建設費の他にも

『コウヤサン・ウォーター』とか家具とか

その他諸々が振り込まれてて、凄ぇ残高になってたんだよ、

そこで、俺達が口座に、あんなに沢山の金を溜めこんでいたら、

この国の経済が回らないからよ、

ここは、いっちょ俺達が上げた利益を社会に還元するって意味も込めて、

近い将来、俺とミケルンさんの愛の巣を建てる予定地を買いに

出掛けようと思ってるんだ。」


「ええっ!?シュウ兄ィ、この街に土地を購入するの!?」

「シュウ様がおっしゃられていた事は良く分かりませんでしたが、

お出掛けになられるのでしたら、お供を致しますね」

「シュウ兄ちゃん、出かけるんだったら、

オレも、いっしょに連れてってくれよな」


「ああ、ケン、

俺は、その心算だぜ、

それから、ラビ子とウサ太も暇潰しぐらいにはなるだろうから、

一緒に付いて来ても良いぞ」


「まあ、暇なのは僕も同じだから、

一緒に出掛けるよ」

「ありがとう御座います。シュウ様」

「サンキュ!シュウ兄ちゃん」


シュウ達一行は、この街に土地を購入したいシュウに附き合って

情報を入手するべく商業ギルドへと向かった。



「こんちゃ~!」

「こんにちは、お邪魔します。」

「お邪魔致します。」

「イイネ姉ちゃん、ひさしぶりだぜ!」

商業ギルドの入り口の扉を潜った一行は

口々に思いの言葉を述べる


「いらっしゃいませ、皆様

本日は、当商業ギルドのピョロリ支店へと

ようこそお出で下さいました。

それから、こんにちはウサ太君、

今日も元気一杯って感じで羨ましいわね」

シュウらの言葉に対して、

受付カウンターへと付いて居た

顔見知りの受付嬢であるイイネが、そう返事を返した。


「イイネさん、ちょっと俺の相談があるんだけど良いか?」

そんな、イイネに対し、

シュウが、そう言葉を投げ掛ける


「はい、シュウ様、どの様な御用件でしょうか?」


「実は、この街に土地を購入したいんだけどさ、

街の住人じゃ無い俺でも買えるのかな?」


「シュウ様が、この街の土地を買われるのですか?

はい、土地の購入希望者が、この街の住人では無い場合は、

街長で在らせられるピョロピョ~ロ様の許可が必要となるのですが、

シュウ様なら、問題無く許可が下りると思いますので、

御購入は可能であると思われますが・・・」


「へ~、ピョロ君の許可があれば、

俺でも買えるのか、

ピョロ君には、行く行くは、

この街に戻って暮らすって話してあるから、

まあ、その辺は大丈夫かな」


「それで、実際に御購入されるとして、

どの様な立地条件で、

どの位の広さを必要とされて居られるのでしょうか?」


「え~と・・・場所的にはミケルンさんのお店の近くで、

広さは1000坪もあれば良いかな?」

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