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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
195/215

美人保健医はUMAだと思う・・・

「と、まあ、館で働いてる人達用の

食堂とリビングスペースについての説明は、

こんなとこかな・・・」

シュウは、壁材に使われている木材へと

自らの建築魔法にて付与を施した、その効果や

天井材に施した光の強さや色を変えられる

システムなどの説明を終えると、そう告げた。


「うん、シュウたちが、

館で働いてくれている人達の心のケアまで

考えてくれてるみたいで良かったよ」

「そうですな、坊ちゃん

この場所を使う際には皆、

精神的にも追いつめられている状況がかんがみられますから、

この様な、リラックス効果を得られる設備は

私も、重要と思いますな」


「そんじゃ、後は男女別に造られた寝室スペースだな、

流石に男女で分けるのが精一杯で、

各々、ベットをズラッと並べた雑魚寝状態にはなるけど、

壁や天井に使った木材には、俺の魔法で

疲労回復の効果を付与しといたから、

寝て起きると、疲れが取れてるって寸法だな」


「うん、館で住込みで働いている人達は、

普段から大部屋で生活しているから、

その辺は大丈夫だと思うよ、ねっ?爺ィ」

「はい、旅先の宿などでも、

一般的には大部屋で雑魚寝が普通に行われて居りますから

その辺は、大丈夫だと思われますな、

ただ、シュウ殿、館で働く者の中に、

流行り病などに罹った者が出た場合、

他の者と隔離する必要があると思われますが、

その辺に関しては、何か対策が御座いますかな?」


「ああ、その辺に関しては大丈夫だぜ、

一応、病床が3つ設けてある医務室があるから、

具合が悪い人が出たら、そこで休んで貰えば良いな」


「へ~、医務室なんてものまで有るのか~

凄いね、爺ィ」

「はい、安心して利用が出来ますな、坊ちゃん」


「さて、そんじゃ館で働く人達が使うスペースの説明は

こんなとこだから、

後は、バトリャ~さんに使って貰う予定の

執務室と寝室を見て貰えばオッケーかな?」


「うん、それじゃ見せて貰おうかな」

「はい、御拝見をさせて頂きましょう。」


「まあ、予算の関係で外部観測用のモニターが

付いて無いぐらいで、

後は、ピョロ君の部屋と似た様なもんなんだけど、

細かい意匠とかが違ってたりするから、

一応、皆にも見て貰って置こうと思ってな、

そんじゃ皆、俺に附いて来てくれるかな」

シュウは、皆に、そう告げると

先頭に立って、皆を先導し始めた。



「シュウ、さっき前を通った時にも、

ちょっと気になったんだけど、

この、隣り合わせた入り口のドアに、

青と赤で別々の記号が書かれているのは、

何する部屋なの?」

シュウに附いて共用廊下を歩いていたピョロピョ~ロが

ある部屋の扉の前で立ち止まると、

シュウに向かって、そう尋ねた。


「ん?ああ、そこは館で働いてる人達用のトイレだよ、

青いマークの方が男用で、赤い方マークの方が女用だな」


「え?普通のトイレが男女別に分かれてるの?」

こちらの世界では、高貴な者は自分専用若しくは

貴人専用のトイレを使用し、

一般人は皆、共用のトイレを使うのが普通なので、

態々、男女用で別になってると聞いた

ピョロピョ~ロは驚きの声を上げた。


「ああ、男用と女用で設備の形状を変えてあるんで

別々にわけてあるんだよ、

まあ、場所が場所だし、

ピョロ君が、このトイレを使うなんて事は

まあ、無いだろうと思って、

さっきは説明を端折はしょったんだけど、一応は見てみるか?」

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