象が乗っても大丈夫!
「今の外の風景?」
「ほぉ・・・撮影と映写を同時に行っていると
いう訳ですな」
シュウの説明を聞いたピョロピョ~ロと
バトリャ~が告げる
「ああ、リアルタイムの外の映像を映し出す事にこそ、
態々、商業ギルドに依頼してコイツを造って貰った
意味があるんだよ・・・」
「へ~、そうなんだ~
でも、何でリアルタイムの映像じゃ無きゃ
駄目だったの?シュウ」
「そいつぁ、ココの本来の使用目的を考えれば
ピョロ君にも、分かると思うぞ?」
「この場所の、本来の使用目的?
緊急時の避難場所だよね・・・そうか!
分かったよ!シュウ
ここに避難する様な非常時に、
安全に、外の状況を確かめる為の物なんだね?」
「なる程、外の状況を正しく理解出来ねば、
何時、避難を解除して良いかが分かりませぬからな」
「まあ、そういう事だな、
ちなみに、この超~高価なシステムを
導入して置くのは、
街長であるピョロ君の所のシェルターだけで、
一般の、街の住民の人達が避難するシェルターには、
ピョロ君の所のシェルターから、
避難解除の連絡を入れられるシステムにしようかと
考えてるんだ」
「うん、近距離連絡用の魔導具なら
割と安価で済むもんね」
「シュウ殿、ここの入り口の部分に設置されて居るという
撮影機の強度的な問題は如何なのでしょうか?
ここ一カ所のみに設置となると、
ここの撮影機が災害などにより破損すると、
その時点で、外の状況が把握出来なくなる危険が
あるのでは無いでしょうか?」
「ああ、バトリャ~さんが心配して居る懸念事項に付いては
俺達も考えては居たんだよ、
最初は、何ヵ所かに撮影機を設置する事も考えては
みたんだけれども、
何台も取り付けたり、離れた場所とかに設置するとなると、
凄ぇ予算が嵩んじまうんだよ、
そこで、俺達が考えたのは、
撮影機の方を凄ぇ頑丈に造って、
絶対に壊れない品物に造り上げるって事だったんだ。
まあ、開発するのに豪ぇ金額が掛かっちまったが、
それでも、何台も撮影機を設置するよりかは、
遥かに安くあがったんだぜ」
「へ~、そんなに頑丈な撮影機が付けてあるんだね」
「ちなみに、どれ程の衝撃にまで耐えられるのですか?」
「商業ギルドの開発部の人達の話しじゃ
計算上の仮定では、ドラゴンのブレスにも耐えられる
強度があるそうだぜ」
「「ドラゴンのブレスにも耐えられる!?」」
「ああ、何でも外装部分に『メタル・ドラゴン』とかいう
魔獣の鱗とか、目のレンズを使っているらしくて、
仕上げに、世界最高の腕前とかいう
付与魔術師の人に依頼して、状態保存は元より、
耐魔術とか、耐衝撃の付与なんかを施して貰ったそうだぜ」
「ふわ~、そりゃ高額になるのも分かるね」
「はい、坊ちゃん
最高級の素材と、最強の付与を施すならば、
その強さと貴重さが想像だに出来ますな・・・」
「まあ、そんな訳で、
ここに付いてる撮影機に関しては、
故障とか破損の心配は、しなくても良いって事だな」




