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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
172/215

雰囲気のスパイス マジック

「そう言えば、シュウ

お昼ご飯は如何どうするの?

どこか街の飲食店に行く予定なら、

ウチの館の料理長に頼んで、皆の分も用意して貰うけど・・・」

「どうぞ、ご遠慮なさらずに、

お申し付けくださいませ。」

休憩中の歓談時に、ふとピョロピョ~ロが、

そう尋ねると、

執事のバトリャ~も続いて奨めて来た。


「あ~、折角のピョロ君のお誘いなんだが、

今日の昼飯はバーベキューにしようって皆と決めたんだよ、

ピョロ君ところの料理の方が、

ずっと美味くて高級なんだと思うんだけど、

俺の口が、もうバーベキューモードに入っちゃってるもんだから、

申し訳ないけど、御馳走になるのは後日でも良いか?」

「シュウ兄ィ、昨日から楽しみにしてたもんね」

「お肉などの食材もタレに浸けこみ済です。」

「オレ、ニクニクニクやさいのジュンバンでくうんだ!」


「うん、それは全然構わないんだけれども、

シュウ、『ばーべきゅー』っていうのは、どんな料理なのかな?」

「私も、前職の取引などで各地を旅した際に、

色々と当地の料理などは食べましたが、

とんと聞き覚えが御座いませんな・・・」


「あ~、一般的にコッチでは、

冒険者とか、商隊なんかじゃないと、

外で食事を摂るなんて機会は無いもんな・・・

バーベキューっていうのは、

簡単に言えば野営なんかで食べるメシの豪華版ってとこだな」

「シュウ兄ィ、それじゃ簡単にし過ぎだよ、

ピョロ君、バトリャ~さん、バーベキューというのは、

お肉や野菜などの食材を、専用のタレやスパイスなどで、

事前に味付けしたりしてから、

大き目の焼き台で少し焦げ目が付いて香ばしくなるくらいまでに、

焼いてから食べる料理なんですよ、

まあ、食材の種類などによっては、

焼いてから味付けしたりする物もあるんですが、

大筋に於いては、そんな感じですかね・・・

最後のシメに、大きな鉄板の上で麺やライスを油で炒めて、

調味料を少し焦がして香ばしく頂く場合なども有りますね」

「今日は、ヤキソバ麺も、チャーハン用のライスも、

御用意してありますよ」

「オレ、リョウホウともくいたい!」


「ふ~ん、確かに、

僕は、外で食事をした経験なんて覚えが無いや、

それに、聞くからに美味しそうな料理みたいだね」

「私は、商隊を組んでの旅の途中で、

何度か野営にての食事を摂った経験が御座いますが、

その際は、保存の利く食材のみにての物でしたから、

大変、味気の無い物でしたな・・・」


「ああ、その味気無い野営飯が、

新鮮な食材と、豊富なスパイスを使う事によって、

普通のお店では食べる事が出来ない様な御馳走に代わるんだよ、

それに、俺達が仕事で木材を加工する際に出る、

端材なんかを炭に加工した物も使えるから、一石二鳥ってヤツだな」


「へ~、それは何か凄く美味しそうだね・・・

え~と、シュウ、僕ちょっとお願いがあるんだけど・・・」


「ハハハ、ピュロ君も参加したかったら全然問題無いぞ、

食材の方も、俺達だけじゃ食べきれない程に沢山用意してあるから、

良かったらバトリャ~さんも一緒に参加して下さいよ、

その代わり、現場の前にある裏庭のスペースを一部使わせて下さいね。」

「うん!是非お二人で参加して下さいよ!」

「お館の料理人の方々には、とてもじゃ無いけど御及び致しませんが、

微才ながら、腕にりを掛けさせて頂きますね!」

「こうは、いってるけど、

姉ちゃんがツクるメシは、ナカナカだぜ!」

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