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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
158/215

建設着工

「おはよ~っす!」

「「「おはようございます。」」」

翌朝となり、シュウ達一行は予定通りに、

滞在している『ピョロリの街』を治める街長の館を訪れていた。

予め、執事のバトリャ~と打ち合わせた通りに、

地下シェルターを建設する裏庭へと通ずる、

館の敷地裏手にある通用門の横へと、

トレウスを停車させてから、

裏門の前で警備に当たっていた者へと声を掛けた。


「お早う御座います。建築業ギルドのシュウ様方ですね?

御用の向きは、執事のバトリャ~より承って居りますので、

どうぞ、当館の敷地内へとお入り下さいませ。」

予め、バトリャ~より、シュウの人相風体を聞き及んでいたのか、

警備員は、シュウらのギルドカード等を確認する事も無く、

裏門の鍵を開けて、門を開いた。


「ありがとさん、

俺がシュウで、コッチが弟のケン、

後の2人は、手伝いのラビ子とウサ太ってんだ、よろしく頼むな。」

シュウが一応、建築業ギルドのカードを提示しながら、そう告げると、

皆を伴って裏門を潜った。



「お早う御座います。シュウ殿、皆様方、

お待ち申し上げて居りました。

本日は、宜しくお願い申し上げます。」

裏門を潜ったシュウ達が、シェルターの建設予定地へと向かうと、

そこには、執事のバトリャ~が待ち受けて居り、

シュウらに向かい、そう挨拶をして来た。


「おはよ~っす。バトリャ~さん、

コイツが昨日話した弟のケンで、

後ろの2人は、手伝いのラビ子とウサ太ってんだよ、

宜しく頼むわ」

「ケンです。

兄が色々とお世話になった様で、ありがとう御座いました。

本日は、よろしくお願いします。」

「「よろしくお願いします!」」


「御挨拶を頂きまして、ありがとう御座います。

私は、当館の執事を務めて居りますバトリャ~と申します。

今回の建設に関しましては、私が当方の担当となりますので、

建設に関してのご質問等は、私の方へとおっしゃって下さいませ。」


「バトリャ~さんは、大きな商会の会長を務めていた経験があるから、

大規模な建設に関する知識も豊富だから助かるぞ、

何か聞きたい事とか、分からない事とかがあったら、

バトリャ~さんに聞けば良いからな、ケン」

シュウが、バトリャ~のセリフを補足する様に、そう付け加えた。


「うん、そうするよ、シュウ兄ィ」



「お~!予定通りに今日来たんだねシュウ」

バトリャ~との挨拶を済ませ、

共に建設範囲や、本日の作業工程等を話しあって居た一行に、

館の方から歩いて来た人物が、そう声を掛けて来た。


「よう!お早う、ピョロ君、

今日から、工事の方に取っ掛かるから、よろしくな!」


「この子供は・・・?」

「ピョロ君?」

「オレとおなじ子供なのに、

シュウ兄ちゃんのことを、よびすてにするなんてヘンだよね」


「うん!こちらこそ、よろしく!

そっちの人が、昨日話していたシュウの弟さん?」


「ああ、そうだ、こっちが弟のケンで、

後ろの2人は、俺達と一緒に旅していて、

今日の手伝いを頼んだラビ子とウサ太の姉弟だ。

それから皆、この子が、

この街の街長である、ピョロ君こと『ピョロピョ~ロ・ピョロリ』氏だぞ」


「こ、この子が街長様!?し、失礼しました!

シュウの弟で、ケンと申し上げます!

どうぞ、宜しくお願い申し上げます!」

「ラビ子と申します!」

「ウサ太だよ、よろしくね!」


「ハハハ、そんなに気を使わないでくれるかな?

ぼくの事は、シュウと同じでピョロって呼んでくれれば良いからね、

ぼくも君達の事は、ケン、ラビ子、ウサ太って呼ばせてもらうからさ」


「皆、ピョロ君も、こう言ってくれるから、

他の街の人とかが居る時なんかは兎も角、

この館の敷地内で建設に当たっている時には、

そう呼ばせて貰おうぜ」


「う、うん、

じゃあ、シュウ兄ィと同じピョロ君で・・・」

「はい、じゃあピョロ様で呼ばせて頂きます。」

「よろしくね!ピョロ君」

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