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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
146/215

高級素材

「200人規模の地下施設を、僅か3~4日ですと!?」

シュウの言葉を聞いたバトリャ~が再び驚きの声を上げる


「ああ、土の掘削くっさくから施設の建築まで、

みんな、俺とケンだけで出来るからな、

作業の引き継ぎとかも無いから早いんだよ」


「それにしても、驚きの早さですな」


「まあ、普通の施設とかの建築工程から考えれば、そうだろうな、

そんじゃ今回、俺とケンで造る地下シェルターは、

この街の各所に、合計7ヵ所って事で良いのかな?」


「それなのですが、皆様のお蔭で予算的な余裕が出来ましたので、

追加で、この屋敷の地下にも30人程度を収容出来る、

やや小規模の物を造って頂けませんかな?」

「それは、良いね!爺ぃ」


「ええ、別に俺の方は構いませんよ、

その程度の大きさなら1日も有れば出来ちゃうし、

そうだ!今回の契約成立を記念して、

この屋敷の地下に造る分は、

俺たち兄弟からのサービスって事で、無償で造りますよ」


「いえいえ、そういう訳には行きませんぞ!

今回の契約には、商業ギルドや建築業ギルドも絡んでいる事ですし、

シュウ様の御心遣いには感謝致しますが、

無償という訳には行きますまいて」

「うん、商業ギルドの手数料や、建築業ギルドの材料費なんかもあるしね」


「う~ん、それもそうか・・・

イイネさん、ギル・マス、材料なんかは、

俺達の在庫が十分に余ってるから、持ち出しで構わないんで、

ピョロ君に、街長とかの集まりなんかがあった時に、

地下シェルターの宣伝をして貰う御礼とかの名目で、

何とかならないかな?」


「はい、私共の方は、その名目で構わないと存じます。」

「材料をお主で出すなら、ワシの方も構わんぞ」


「という事なんですけど、如何でしょうか?」


「分かりました。

そこまでシュウ様におっしゃって頂きましたなら、

坊っちゃんが宜しいなら、お願いを致しましょう。」

「うん、僕、街長会議の時にシッカリと宣伝するよ!」


「オッケー!そんじゃ話は決まったな!

在庫でトレント材とかが沢山余ってるから、

他のシュルターよりかは、

ちょっと豪華なバージョンのヤツを造ってやるぜ!」


「なんと!トレント材を使われるのですと!?」

「それって、良い材料なの?爺ぃ」

「そういえば、シュウ様方が作られた魔導家具には、

ふんだんにトレント材が使われて居られましたね」

「シュウ、在庫にまだ余裕があるならば、

高値でウチも引き取るぞい」


「ああ、前に立ち寄った村で、

良いトレントの発見方法を教えて貰ったんだけど、

余りにも簡単に見付かるから面白くて、

俺とケンで、調子に乗って狩り過ぎたんでダブついてるんだよ、

ピョロ君の所のシェルターを造っても十分に余るんで、

幾らかギルドに融通しても構わないぜ、ギル・マス」

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