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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
139/215

予定立て

「ただいま~、俺達の部屋の鍵をくれるか」

ピョロリの街中で、シュウが発見したカレー屋にて、

各々が心行くまでカレーを堪能したシュウら一行は、

宿泊先である『ホテル ニューコシガヤ』へと戻った。

幸いな事に、ホテルの受付カウンターには、

オーナーのブアイソーは居らず、

正規の受付係の男性が付いていたので、

シュウは安心して用件を告げた。


「お帰りなさいませ皆様、

こちらが、お客様方のお部屋のキーとなります。

それから先程、商業ギルドのイイネ様がお見えになりまして、

ご伝言をお預かり致して居りますので、

並んで、こちらの方もお受け取り下さいませ。」


「おう!サンキュ、また頼むぜ」

シュウは、部屋の鍵と、

イイネからの伝言書きを受け取ると、

受付係へとチップを手渡した。


「ありがとう御座います。シュウ様

またの御利用をお待ち申し上げて居ります。」

受付係は、シュウからのチップを受け取ると、

深々と礼をしながらシュウらを見送った。



「イイネさん、何だって?」

自分達の部屋へと戻り、

リビング・スペースにあるソファへと腰を下ろして、

ラビ子が淹れたコヒ茶や紅茶を飲み、一息入れたところで、

ケンが質問をする


「ああ、明日の午後に街長さんと会う約束が取り付けられたから、

昼過ぎ頃に、商業ギルドの方に顔を出してくれってさ・・・」

シュウが、伝言書きのメモを見ながら告げる


「へ~、割と早く会える事になって良かったね」


「ああ、何しろ相手は、この街で一番のお偉いさんだからな、

4~5日は待たされるかもった思ってたから良かったよ」


「それだけ、この街で商業ギルドが、

力を持ってるって事でもあるんだろうね」


「ああ、そりゃ、この街の商業を牛耳ってるんだから、

力を持ってんのは当たり前だろう?

それに、今回は建築業ギルドも絡んでる事だしな・・・」


「それも、そうだね、

明日の街長さんとの話し合いには、

僕も一緒に行こうか?」


「いや、商業ギルドからも、建築業ギルドからも、

一人づつで行く事になってるみたいだから、

明日も、俺だけでいいぜ、

ケンは、またラビ子達を連れて街の観光でも楽しんで来いよ」


「うん、分かったよ。シュウ兄ィ」


「シュウ様、ケン様、私達は今日で十分に楽しませて頂きましたから、

明日は、ホテルで大人しくして居りますが・・・」

「わ~い!明日も観光だ~!」


「コラッ!ウサ太、何言ってるのよ!」


「ハハハ、ウサ太は正直で良いな、

ラビ子、遠慮なんて全然しなくて良いんだぞ?

明日の、話し合いの結果にも由るんだけど、

この街には、暫くの間は滞在する事になると思うから、

俺が、あちこち見て周る時間なんて、

幾らでも取れると思うしな・・・」

「そうだよ、ラビ子ちゃん、

今日一日だけじゃ、多分、

街の、3分の1くらいしか見られなかったんだろうから、

明日も、シュウ兄ィに甘えて、見て周る事にしようよ」


「はあ、シュウ様とケン様が、そうおっしゃって下さるなら・・・」

「わ~い!やった~!」


「おう!存分に楽しんでくるんだぞ」

「明日は、劇場とかにも行ってみようよ」

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