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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
131/215

お墨付き

「・・・という事で、建築業ギルドのマスターの、

メークソさんとの話がまとまったんで、

街長さんとの面会の手配を、お願い出来るか?」

建築業ギルドでの話し合いを終えたシュウは、

その足で、再び商業ギルドへと取って返して、

今回の、避難用地下シェルター建設計画の、

担当的なポジションを務める形になっているイイネへと、

結果報告をしていた。


「はい、畏まりました。

直ちに、手配の方を進めて御連絡をする様に致しますね、

また、当日は、ウチのギル・マスと、

建築業ギルドのメークソ様が同席致しますと、

纏まる話も、纏まらなくなってしまう恐れがありますので、

ギル・マスからの委任を取り付けまして、

私が伺う様に手配を致します。」


「ああ、そうした方が良いかも知れないな、

2人が仲違いをする原因となったエピソードに関しては、

俺も、メークソさんから聞かされはしたんだが、

そう簡単に解決しそうな内容でも無いからな、

今回の面会に関しては、そうして貰うのがベストだろうな」


「はい、街長様も、ギル・マス達の不仲の方は、

良く御承知になられて居られますので、

代理として私が伺っても、特別問題は無いと思います。」


「へ~、街長さんまで知ってるのか、

まあ、各ギルドのマスターと言えば、

その街の名士的な存在だろうから、

街長さんと、顔を合わせる機会なんかも多いだろうしな・・・」


「はい、前の街長様のピ~ヒャラ様の時に、

2人揃って、街の発展計画の会議に呼び出された事があったのですが、

些細な口喧嘩から始まり、仕舞には壮絶な殴り合いの大喧嘩に発展して、

会議が中止となる大騒ぎとなった事があったので、

それ以降は、ピョロリの街の常識として、

2人を同じ席に、同席させてはいけないという不文律になったんです。」


「街長さんの前で、そんな醜態しゅうたいさらして、

良く2人とも更迭こうてつされなかったもんだな・・・」


「ええ、一時は、そんな声も多数上ったのですが、

お二人とも実務に関しては、他の追随を許さない存在というのが、

一般的な、街の人達の見解としてあった事と、

ピ~ヒャラ様の『其々が、街の発展に貢献すれば不問だ』とのお言葉により、

事無きを得たんですよ」


「へ~、先代の街長さんは、

そこまで、2人の事を買ってたんだな」


「ええ、現在の街長様を務めて居られるピョロピョ~ロ様へも、

今わのきわに『この街と、お前の為に、2人を手放す事無き様に』との、

お言葉を残されたと聞き及んでいます。」


「そりゃ凄いな、2人の力添えがあれば、

街も、今の街長さんも、今後もやって行けるって考えてたって事だよな」


「はい、有り難い事です。」


「まあ、実際に、俺が見た感じでも、

この街には、大きな店や、珍しい商品なんかを扱ってる店も多いし、

暮らして居る、街の人達の表情も明るいからな、

経済が、上手く回って居るって事の証明にもなるだろ」

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