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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
130/215

ポンポコリン

「うむ、それでワシと、

ワシの嫁への思いを侮辱したドングリーノのヤツめに、

絶縁を言い渡して今日に至るという訳じゃな・・・」

建築業ギルドのマスターであるメークソが、

そう話を締めくくった。


「ドングリーノさんの心の中にも、

ディードリットットさんにソックリな、

お嫁さんを連れて来たギル・マスに対する妬み的な感情も、

多分に有ったんじゃ無いのか?」

メークソから、2人が絶縁状態となった経緯いきさつを聞いた

シュウが告げる


「まあ、その気持ちは有ったじゃろうな、

義姉君が、それといった特徴の無い、

目立たない生徒であったババババ~ンと付き合い始めたと

聞いた時の様な、ショックの表情を浮かべて居ったからな」


「それに気付いてても、未だにドングリーノさんの事を、

許しては、あげられ無いのか?」


「ふん!ワシから、ヤツめに歩み寄る必要などは無いじゃろ?

ヤツが、『悪かった許してくれ』と言って来たなら、

まあ、考えてはやるがな、

それに、ワシとヤツめは、元々中が良かった訳では無いからの、

こうして、お互いをライバル視して居った方が、

互いのギルドが切磋琢磨して、

ここ、『ピョロリの街』の経済も潤うというものよ・・・」


「へ~、まあ、そんなもん何んかな」

(なる程、ライバル視はしてても、

その手腕は認めているという訳か・・・)


「まあ、ワシらの話は、このぐらいにして置いて、

我が建築業ギルドとしては、お主の話しに乗っても良いぞ、

その、避難用の地下シェルターとかいう施設の建築を、

安価で済ませるには、お主ら兄弟の様な特殊な力が必要なのであろうが、

高価でも、個人で造りたいという金持ちは幾らでも居るじゃろうからな、

建築業ギルドに、その個人客に対する対応を許すというならば、

この件に関しての、当ギルドの全面的な協力を約束しよう。」


「それに関しては全然、問題は無いな、

俺と弟だけじゃ、とてもじゃ無いけど、

個人のお客さんに対してまでは、行き届か無いだろうからな」


「うむ、では、その内容での契約書を職員に作成させるが、

この街の代表で在らせられる『ピョロリ様』には、

何時、相談に伺うのだ?」


「この街の代表の人って、

その、ピョロリ様って人なのか?」


「うむ、先代の『ピ~ヒャラ・ピョロリ様』の後を継がれ、

今、この街の街長をされているのは、

その息子様で在らせられる『ピョロピョ~ロ・ピョロリ様』じゃな」


下手糞へたくそなリコーダーか!」


「リコーダー?」


「い、いや、何でも無い、

そうだな~、商業ギルドとの兼ね合いもある事だし、

街長様の元を訪れる日程は、

あっちの窓口になってくれて居るイイネさんと相談してから、

後日、連絡するって事で良いか?」


「うむ、ワシの方は構わんぞ」


「じゃ、そういう事で」

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