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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
119/215

明日の予定

「僕達の商売のタネって何なの?シュウ兄ィ」


「昔、ある街がドラゴンに襲われた時に、

偶々、地下室に居た人が助かったって話があるんだとよ」


「へ~、そうなんだ、

地下室・・・そうか!避難用のシェルターみたいのを、

僕と、シュウ兄ィの建築魔法を使って造れば良いのか!」

「なる程、地上の建物が崩壊しても、

地下に避難をしていれば助かるって事ですね」

「へ~、シュウ兄ちゃん、あったまい~!」


「まあ、そう言う事だな、

ケンの『土木』や『基礎』を使えば、シェルターを造るのも簡単だろうから、

後は、俺が『造作』したり『能力付与』をすれば、

1週間か、そこらは凌げる物が造れるだろ・・・」


「うん、そうだね、

1週間もすれば、入り口が塞がってても、

街の外に避難をした人達が、助け出してくれるだろうしね」


「でも、その、街の外に避難した人達が、

シェルターとかいうのが、ある事を知らなければ、

助け出して貰えないのでは無いのですか?」

「そうだよね」


「ああ、確かに、個人の家の地下とかじゃ、

気付いて貰えないだろうな、

そこで何だが、俺が考えているのは、

街の代表の人とかに提案をして、

5~60人規模ぐらいのシェルターを、街の何ヶ所かに設置をして、

その、出入り口を、街の人達に周知してして置けば良いと思うんだよ」


「ああ、それなら確かに、

咄嗟の際には、近くにあるシュルターに避難をすれば良いよね、

出入り口の場所を知ってる人も、多くなるだろうし・・・」

「今までと比べれば、格段に助かる人が多くなると思います!」

「そんなに、たくさんの人が入るなんて、

すごく広そうだね」


「と言う訳で、明日は、その事で商業ギルドや、

建築ギルドに相談に行って来る予定なんだけども、

皆は、如何どうする?」


「う~ん、僕は、どっちでも良いんだけれども、

商談じゃあ、ラビ子ちゃんや、ウサ太くんは退屈そうだよね」


「私達なら、シュウ様がたの御商談が終わるまで、

お待ち申し上げて居りますから大丈夫ですよ」

「オレも、大人しく待ってるよ」


「いやいや、もしかしたら、

そのまま、街の代表の人の所まで、行く事になるかも知れないから、

結構な時間が掛かる様になると思うぞ?

良し!そんじゃ、こうするか、

打ち合わせの方は、俺が一人で行って来るから、

ケンは、2人を連れて街の観光でもして来てくれるか?」


「うん、僕は、それで良いと思うよ」

「い、いえ!シュウ様が働かれて居られるのに、

私達が、暢気に観光では申し訳が御座いません!」

「オレも、観光の方が良いかな~」


「コラ!ウサ太!」


「ハハハ、良いって良いって、

どこか、面白い所でもあったら、

次の日にでも、俺も案内をして貰うとするから、

あちこち、見て来て置いてくれよ」

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