コレのジャンキーは多数存在するらしい・・・
「そんじゃ、まあ図書館と、ラビ子が聞いたっていう
その、占い師を訪ねるのを予定するとして、
他には何か無いかな?」
シュウが、皆に向かって告げる
「よく刑事もののドラマなんかで見る、
情報屋みたいな人は居ないのかな?シュウ兄ィ」
ケンが、そう発言をする
「おお!確かに、普通に調べただけじゃ、
分からない事とかを知ってそうだよな、
ラビ子、こっちの世界にも、
皆が知らない情報とかを売って仕事にしている人って居るのか?」
「はい、普通に、どの街にも存在すると思いますよ、
シュウ様方は、情報に敏感な商業ギルドに所属して居られますから、
そちらで御紹介を頂けば、信用が置ける方を御紹介頂けると思います。」
「なる程な、確かに、商売は情報が物を言いそうだから、
優秀な情報屋を知ってる可能性が高いよな」
「でも、そんな人を簡単に紹介してくれたりするのかな?」
「ケン様、それでしたら、この街の商業ギルドの方に、
首都のギルド宛てに、ケン様方の、お力添えを促して頂ける様な、
お手紙を認めて頂けば宜しいのでは無いでしょうか?
こちらの様な、豪華なホテルを押さえてまで、
ケン様方を、ご優遇されていらっしゃるぐらいですから、
快く書いて下さると思いますよ」
「そうか!確かに、そういう手紙を書いて貰って持ってったら、
向こうも、良い人を紹介してくれそうだよね、
頭良いな~ラビ子ちゃん」
「姉ちゃん、あったまいい~!」
「いえ、飛んでも御座いません。」
「よし!そんじゃ取り敢えずの所は、
首都に行ってから、図書館と、占い師と、情報屋からの、
聞き込みをするって事で良いな、
一応の方針も決まった事だし、夕飯の時間までは、
各自、風呂入ったり、リラックスして過ごす
自由な時間って事で良いな」
「うん、そうしよう!シュウ兄ィ」
「畏まりました。シュウ様」
「分かったよ、シュウ兄ちゃん」
「あっ、そうだラビ子、
俺は暫く、ここでユッタリしてようかと思うんだけど、
あそこにある、テレビみたいな魔導具っぽいのの、
使い方って分かるか?」
シュウが、リビングスペースの一角を指差しながら、
ラビ子に尋ねる
「『てれび』ですか?・・・ああ、魔導映写機の事ですね」
ラビ子が、シュウが指を差す方向へと目をやり、
納得した様な表情で、そう告げる
「あれって、魔導映写機っていうのか、
何か、聞くからにテレビっぽい名前だよな、
あれって、遠く離れた所からの映像を、
この場で映し出すっていう魔導具で間違い無いか?」
「はい、その認識で間違い御座いませんね、
結構、お値段が張る魔導具ですから、
一般家庭にまでは普及していませんが、
裕福なご家庭とか、公共の施設、
飲食店などには良く置かれていますね、
ウチも自宅には御座いませんでしたが、
食堂の方には、新しい物好きの母が設置していましたから、
操作の仕方ぐらいなら分かります。」
「いろいろ、おもしろいのが見れるんだよ、シュウ兄ちゃん」
「おお!そりゃ良かった。
悪いが、ちょっと教えてくれるか?」
「シュウ兄ィって、テレビ大好き人間だもんね」




