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異世界ブラザーズ  作者: シュウさん
111/215

コレのジャンキーは多数存在するらしい・・・

「そんじゃ、まあ図書館と、ラビ子が聞いたっていう

その、占い師を訪ねるのを予定するとして、

他には何か無いかな?」

シュウが、皆に向かって告げる


「よく刑事もののドラマなんかで見る、

情報屋みたいな人は居ないのかな?シュウ兄ィ」

ケンが、そう発言をする


「おお!確かに、普通に調べただけじゃ、

分からない事とかを知ってそうだよな、

ラビ子、こっちの世界にも、

皆が知らない情報とかを売って仕事にしている人って居るのか?」


「はい、普通に、どの街にも存在すると思いますよ、

シュウ様方は、情報に敏感な商業ギルドに所属して居られますから、

そちらで御紹介を頂けば、信用が置ける方を御紹介頂けると思います。」


「なる程な、確かに、商売は情報が物を言いそうだから、

優秀な情報屋を知ってる可能性が高いよな」


「でも、そんな人を簡単に紹介してくれたりするのかな?」


「ケン様、それでしたら、この街の商業ギルドの方に、

首都のギルド宛てに、ケン様方の、お力添えを促して頂ける様な、

お手紙をしたためて頂けば宜しいのでは無いでしょうか?

こちらの様な、豪華なホテルを押さえてまで、

ケン様方を、ご優遇されていらっしゃるぐらいですから、

快く書いて下さると思いますよ」


「そうか!確かに、そういう手紙を書いて貰って持ってったら、

向こうも、良い人を紹介してくれそうだよね、

頭良いな~ラビ子ちゃん」

「姉ちゃん、あったまいい~!」


「いえ、飛んでも御座いません。」


「よし!そんじゃ取り敢えずの所は、

首都に行ってから、図書館と、占い師と、情報屋からの、

聞き込みをするって事で良いな、

一応の方針も決まった事だし、夕飯の時間までは、

各自、風呂入ったり、リラックスして過ごす

自由な時間って事で良いな」


「うん、そうしよう!シュウ兄ィ」

「畏まりました。シュウ様」

「分かったよ、シュウ兄ちゃん」


「あっ、そうだラビ子、

俺は暫く、ここでユッタリしてようかと思うんだけど、

あそこにある、テレビみたいな魔導具っぽいのの、

使い方って分かるか?」

シュウが、リビングスペースの一角を指差しながら、

ラビ子に尋ねる


「『てれび』ですか?・・・ああ、魔導映写機の事ですね」

ラビ子が、シュウが指を差す方向へと目をやり、

納得した様な表情で、そう告げる


「あれって、魔導映写機っていうのか、

何か、聞くからにテレビっぽい名前だよな、

あれって、遠く離れた所からの映像を、

この場で映し出すっていう魔導具で間違い無いか?」


「はい、その認識で間違い御座いませんね、

結構、お値段が張る魔導具ですから、

一般家庭にまでは普及していませんが、

裕福なご家庭とか、公共の施設、

飲食店などには良く置かれていますね、

ウチも自宅には御座いませんでしたが、

食堂の方には、新しい物好きの母が設置していましたから、

操作の仕方ぐらいなら分かります。」

「いろいろ、おもしろいのが見れるんだよ、シュウ兄ちゃん」


「おお!そりゃ良かった。

悪いが、ちょっと教えてくれるか?」

「シュウ兄ィって、テレビ大好き人間だもんね」

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