ヒラク
誤字脱字を見つけたら教えて下さい!
一瞬驚いたが、すぐに理解した。
「そしてお前にはこの4つの扉の中から1つ選んでもらう。」
「本当に『生』が出たら生き返れるんですか?」
「私は嘘をつかない。」
その後、自分は左から2番目の扉を開けた、すると扉の奥には『生』と書かれた扉が
あった。
自分は、相当驚いて、口を開いたまんまクルーを見た。すると、クルーはまた、慣れ
たようにしゃべり始めた、
「まず1つ目に前世とこの地獄に関する記憶を全て消させてもらうが、いいな。」
「は、はい」
『生』が出た事で驚き、あまりクルーの喋っている事に耳を傾けていなかった。
「だが前世の事を少しでも思いまし出せば、前世に関する事全て思い出す。でも前世
の事を思い出すだけじゃ地獄の事は思い出せない、逆に地獄の事を少しでも思い出せ
ば、地獄に関する記憶が全て思い出す。まあ、前世や地獄の記憶なんて思い出す人
は、いないと言ってもいいぐらいだ。」
「そうか?そんな記憶すぐ思い出せそうじゃないか。」
と自分が言ったら、クルーは、
「ほとんど思い出せないって言う、証拠はある、それは、お前が地獄に来たのは、1
回目じゃないってことだ。」
と言った。
「えっ?!」
思わず声に出てしまった。
「お前は前に地獄に来たことがある、その記憶を忘れている事が証拠。」
「2つ目に、お前の名前はこちらで決めさせてもらっている。」
「はい、で名前は何ですか?」
「矢先 慶助。矢の先に慶応義塾の慶に助ける、で矢先 慶
助。」
「矢先 慶助…か、なんか生まれる前に名前を知るっ
て変な感じですね。」
「でも、扉を開けちゃえば記憶が無くなるから」
「そうですね。」
「3つ目に赤ちゃんからだ。」
「まあ、それはいいです。生まれ変われるなら。」
「さあ、説明はおしまいだ。その扉いつ開いてもいいぞ、その扉を開いた時間が生ま
れる時間でもあり、記憶を失う時間でもある。」
「はい。」
と自分は言って『生』の扉のドアノブを掴んだ。
「ちょっと待ってくれ」
と、クルーがしゃべり始めた、
「さっき、お前が『本当に『生』が出たら生き返れるんですか?』と聞いてきたと
き、私は『私は嘘をつかない。』と言ったが、その言葉を取り消す事にする。私
は、この部屋で言った事の中で1つだけ嘘をついた。」
その言葉を聞いたあと自分はこう言った、
「名前で、記憶が戻ることなんて無いですよね。」
クルーは、
「多分な。ほら、お母さんが待ってるぞ。」
その後、自分は扉を聞いた。
読んでくださり本当にありがとうございました。
引き続き、7話も読んでいただけたら、本当に嬉しいです!
次回予告
自分は生き返り、何かが起きる!
なぜ自分は、みんなより働く期間が多いのか。
なぜ自分は、地獄に来させられたのか。
なぜ自分は、死んだのか。
なぜ、名前を生き返れる前に決められたのか。
次話 全てが解ける!!!