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宣戦布告

データが消えて書き直しましたが!!!原状回復の限界!!!

 レアさんが帰った後、燐と合流した。

「凄かったね、レアさんの話。それと、祭華さん……」

 俺に会うなり、そう言ってきた。

「さいか、やっぱりいじわる」

 メアリーが燐にしがみつきながら言った。どうやら、メアリーは完全に祭華を敵扱いしたらしい。

「……あいつは、俺が何とかしておくから」

 もう、収拾がつくとは思えないけど……。

 部屋に戻ると、祭華が待っていた。

「……」

 燐が不安そうに祭華を見た。

「燐ちゃん、さっきの話、聞いてたんだよね……どう思った?」

「どう、って言われても……」

 レアさんの話も、祭華の話も、燐にはどう答えたらいいのかわからない。

「湊」

 祭華が俺を手招きした。

「どうした?」

 近付いたーーー瞬間、腕を掴まれ、引き寄せられ、唇を奪われた。

「っ!?」

 咄嗟に手を振り払い、距離を取った。燐とメアリーは驚いて固まっている。

「祭華、お前……うっ!」

 気付いた時には、脚の力が抜け、その場に蹲っていた。

 身体が、熱い……。


「燐ちゃん、2人きりで、話がしたいんだけど」

 苦しむ俺をよそに、祭華はいつもの無表情で燐を見た。

「は、話って……」

「湊には聞かれたくないこと」

 そう言って、俺に近付き、ピアスを抜き取った。

「話してくれれば、湊を元に戻すよ。どう?」

 そこで、口角を上げた。

「……解りました」

 メアリーを床に降ろして、答えた。

「りん、いっちゃだめ」

 すがるメアリーの頭を撫で、優しく微笑んだ。

「大丈夫だよ、すぐ戻るから、湊君のことよろしくね?」

「……うん」

 俺とメアリーをその場に残し、2人は部屋を出て行った。

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