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自己紹介

 俺の名前は橋本(みなと)

 身長155センチ。高校2年生。

 好きな教科は国語全般と生物。苦手な教科は数学と化学。やや文系よりの頭をしている。

 最近の悩みは、顔や声は男なのに、肝心の身長が低すぎる事。


 そんな俺が、異世界にトリップした。しかも、女になって。


 女、ねぇ……女ぁ…そう………。


「―――はぁぁっ!? 意味わかんねぇ!! 誰がこんなっ――よし、決めた!! こんな事しやがった奴、絶対許さねぇ!! ぶん殴って二度と無駄口叩けなくしてやる!! 男のプライドボロボロにしやがってぇぇ!!」

「あ、あのー、怒ってるところ、すみません……」

「あぁ!?」

 ブチギレ状態のまま、バッと声のした方を振り返る。


 そこには、ぱっと見、俺と同い年くらいの、女が立っていた。

 髪は短く、茶色に染めてあり、背は俺より少し高いくらいで、白いワンピースを来ていた。

 そして、めちゃくちゃ可愛かった。


「はぁっ!?」

 あまりの可愛さに、爆発していた怒りが失速した。

「も、もしかして、橋本湊君?」

 女は、それはそれは透き通るような綺麗な声で、俺の名を訊いた。

「……そ、そうだけど」

 ヤバい、滅茶苦茶可愛い。

「よ……よかったぁっ!! 召喚成功だぁ! あ、私、秋桜(あきざくら)燐っていうの! あなたをこの世界に召喚した、妖精なんだっ、よろしくね!」

 キラキラと、光が溢れ出しそうなくらいの綺麗な笑顔で、女――燐は、自己紹介をした。


 ……って―――

「ふざけんなぁぁぁぁ!!!」

 殴りかかろうとした右手を抑えながら、叫んだ。

 直後、燐の身体がビクッと竦んだのが見えた。

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