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僕の異世界動物記  作者: Yuisei
序章 〜旅の始まり〜
8/44

08僕のスキル



 「ラニカ」   「うん、覚えた」



 よし、



 「ラニカ」



 「ファァアアイ」



 「なんで僕に怯えていたのか教えて欲しいな」



 「あのー」 「そのー」 「あなた様を鑑定したときにいろいろ出てきたんです」



 「なにが?」



 「スキルです」



 「僕に見えるようにできない?」



 「鑑定結果はわたしにしか見えません……」



 書くものないかなー。



 ガサゴソ、制服のポケットにメモ帳とシャーペンがあった。ラッキー!  これに書いてもらおう。



 「これに書いてくれない?」



 「あのー」 「わたし、文字の読み書きできません」「ごめんなさい」



 なんですと!  じゃあ、話してもらおう。



 「じゃあ、話してくれる?」



 「はい」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ラニカに話してもらった僕のスキル。確かにヤバそうなものがいろいろある。



=============================


   名前:セイヤハガノ


   職業:標本の勇者


   属性:死


   レベル:15


    スキル:

     《針術Lv?》《調合Lv?》《光魔法Lv1》《聖魔法Lv1》


    ユニークスキル:

     《即死魔法Lv4》《勇者》《聖針召喚》


    オリジナルスキル:

     《オトモダチLv2》《物質創造(アイテムクラフト)Lv1》


    オトモダチスキル:

     《飛翔》《吸血》《病気媒介》


    称号:

     〔最強〕〔勇者〕〔異世界人〕〔生き物好き〕


  詳細:

   標本を司る勇者。歴代最強。怒らせたらヤバい。


=============================



 まず属性。 なんだよ、死って。 《即死魔法》も心当たりがないんデスケド。



 僕って最強らしいよ。知らんけど。



 《針術》や《調合》は心当たりがあるぞ。  僕は暇なときは虫とりか標本作りをしていたからな。



 なんで、このスキルは出てこなかったんだろう。



 あと、《聖剣召喚》が《聖針召喚》になっている? 針? 僕は針使いなの?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ひとまず、ラニカに落ち着いてもらった。



 僕の自己紹介まだだったな。



 「ラニカ、僕は誠也」 「葉賀野 誠也だよ」



 「ハガノセイヤ?」



 「誠也が名前だよ」



 「あなた様は何と呼んだらいいですか?」



 呼び名?  誠也様はやだな。 あなた様もなんかやだ。



 んー。 ご主人様でいっか。



 「ご主人様って呼んでね」



 「はい!」「ご主人様!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ヤバい、本当にお腹空いた。



 「料理作ってくれない?」



 「材料がないです」「ご主人様」



 そうだった……。



 ここになんかあるか?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 探すこと10分。何も見つからなかった。



 「仕方ない」



 人間は飲まず食わずで3日までなら生きられる。



 そいえば、五郎丸のスキルに《水魔法》があったな。



 水が出せるとしたらすげー助かる。



 「五郎丸」



 『何でござる?』



 「水魔法やってくれない?」



 『わかってでござる!』



 五郎丸がゴニョゴニョ言っている。魔法を使うにはそういうのが必要なのか?



 『放水(ディミティス)



 五郎丸の前から水が出ている!



 「これ飲めるの?」



 『わからないでござる』



 オーマイゴッド。煮沸すればだいじょぶだろう。



 「一旦止めて」



 『わかったでござる』



 《物質創造(アイテムクラフト)》を試すか。



 ポチッとな。



=============================


  《物質創造(アイテムクラフト)Lv1》

    無から有を作るスキル。物によっては作れない。料理は無理!


=============================



 何が、無理! だよ。ラニカを買って良かったな。



 まぁでも、何かと色々できそうだな。



 どれ、



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」



 しかし、何も起きない。



 物の名前を言えばいいかな?



 「鍋」



 でた。



 「ラニカ」



 「はい!」



 「火、おこせる?」



 「出来ます!」



 よし、これで水を飲めるようになるぞ。






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