43砂漠を離れよう
「ご主人様!」 「起きて!」
「んぁ?」
まだ、夜だよ。
「どうしたのぉ」
「ネコがいる!」
ネコ?
「ベルならそこだぞぉ」
「ベルじゃなくてあっち!」
「ん?」
「スナネコ……」
「え!?」 「スナネコ!?」
「スナネコって言うんだ~」
珍しいな!
「オトモダチにな~って!」
ー条件ー無し [スナネコ]がオトモダチになった。
やったね!
「かわいいね~」「ベルとはちょっと違う~」
砂漠の天使は納得だな。
「じゃあ、僕は寝るよ」
「え~」「もうちょっと見ようよ~」
「眠気がひどいからごめんね」
「はーい」
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朝だ。
そろそろ起きないと。
「ふぅ」
あれはヘビか?
「オトモダチ」
ー条件ー無し [サハラツノクサリヘビ]がオトモダチになった。
クサリヘビか……。
毒を持ってそうだな。
今日はこの砂漠をぬけたいな。
さすがに、暑いと寒いの繰り返しはキツイ。
とりあえず、このひとたちを起こそう。
「君たち~」「起きろ~」
暑くなりそうだから冷房つけよう。
ポチ。
「ラニカ!」
「はぃ」
「今日も運転よろしく」
「うん」
目指すはラニカの家!