20あたたかをもとめて
ベルもふと気がついたときこの世界にいたようだ。
なんで僕の飼っていた生き物ばかりこの世界にきているのだろう。
まぁ、そのうちわかるかもな。
それはいいが、なぜか寒い。これは涼しいをとおりこしている。
「なあ、ラニカ」「寒くないか?」
「へ?」「なんのこと?」
どうやら、この人は寒くないようだ。
だが、僕がこのままだと死ぬ。
もう少し準備させてほしい。
この世界は南は暖かいだろうか。
行ってみる価値はあるな。
「みんな」「これから南に行こうと思うけど、いい?」
みんなきれいに縦にうなずく。
決まりだな。
「よし、行こう!」
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「はぁ、はぁ、」
よし、いこう! なんて言ってすみません。
さすがに、キツイ。
でも、すこし植生が変わってきた気がする。
「いったーん」「きゅーけーい」
「五郎丸たち水をたのむ!」
『はいでござる』
これを煮沸して冷めるまで待つ。
あー。生き返るー。
『ブゥゥゥゥゥン』
なんだ?
「オトモダチになって」
ーこの動物はすでにオトモダチになっています。
え?
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種:コクワガタ(Dorcus rectus)
属性:木
スキル:
《飛翔》《勇猛果敢》
称号:
〔王者に挑みし者〕
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コクワガタ? あのとき五郎丸とバトっていたやつか?
『なんでござるかー』『あー!』
『喧嘩は買ってやるでござる!』
心の中で実況しよう。
両者のにらみ合い。
五郎丸が動いた! 対するコクワガタはどっしりと構えている。
両者の衝突!
これはやはり五郎丸の勝利か?
しかし、コクワガタも負けじと脚を宙へとあげない。
「ご主人様ー」「なにやってるのー」
「五郎丸とコクワガタの戦いだよ」
あっ、五郎丸が勝っちゃった。
『ブゥゥゥゥゥン』
コクワガタがまた逃げた。
こいつ、五郎丸に勝つことしか考えてないのか?




