表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の異世界動物記  作者: Yuisei
1章 温帯 ~四季折々の生き物たち~
16/44

16また勇者



 うーん。入れたのはいいけど、これじゃあお金がなくなっちゃうぞ。



 あと、地図も探さないと。



 ふと、見るとそれなりに立派な建物があった。



 「ラニカ」「あれなに?」



 「わかんない」



 「五郎丸とこがねは?」



 『わかんないですわ』

 『拙者もわからないでござる』



 人が出入りしているし、入ってみよう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 受付みたいなところがある。聞いてみるか。



 「すみません」「ここは何のところですか?」



 「ここは冒険者ギルドです」



 「登録ですか?」



 登録? まだ何も言っていないのにせっかちだな~。何の登録かわからないけど、めんどくさいからしなくてもいいだろう。



 「登録はしません」「それより、世界地図は売っていませんか?」



 「地図でしたらあちらに売っております」



 へー。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 地図を買った。この世界にも東西南北があるみたい。上が北だそう。コンパスで店員さんと確認しても同じだった。この世界は大きな磁石なのか~。



 「これしまっといて、ラニカ」



 とりあえず、街を出よう。



 『ドサッ』



 肩ぶつけられた。まぁ、無視しよう。



 「おい、お前」



 「はい、なんでしょう」



 おめぇも無視しろやぁぁ!



 「俺様が誰かわかっていてぶつけたんだな」



 「はい?」 「僕は君と初対面だと思うんデスケド……」



 「慰謝料払え」



 背が僕と同じくらいなのに何を言っているんだ?



 めんどくさいから逃げよう。



 「あんた、この人が誰か知ってんの?」



 取り巻き女Aがしゃべってる。



 「存じません」



 「世間知らずなお前に俺様直々に名乗ろう」



 「俺様は、林竜輝だ!」



 「いや、知らん」



 「行こ、ラニカ」 「はい、ご主人様」



 「この方はあの勇者タツキ様だぞ!」



 取り巻き女Bがしゃべってる。



 勇者? 佐藤君とユカイナ仲間達以外にも勇者がいるんだ。へー。



 「慰謝料払わないならば、俺様と勝負だ」



 意味わかんねー。お金と戦闘、何が関係するんだよ。



 「意味が分かりません」



 「俺様はその女が気に入った、そいつをを渡したら不問にしてやろう」



 「嫌です」



 「だからこその勝負だ、勝った方が負けた方から奪う実に合理的だろう」



 確かに自然はそうだろう。



 「僕が勝ったら?」



 「お前が俺様に勝てるわけがないだろうが、ひとつ言うことを聞いてやる」



 胡散臭いなー。でも、逃げたらもっとめんどくさそうだ。



 「わかりました」



 「最初からそうすればいいだろう」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 勇者ピカザウルスについていくと、さっきの冒険者ギルドに入った。それも、地下に。



 とりあえず、ラニカに五郎丸とこがねを預ける。



 何かあったら五郎丸とこがねがラニカを守ってくれるだろう。というか、銃を持っているからダイジョブか。



 「お前は何の武器を使うんだ?」



 時刻(とききざみ)を使ってみよう。



 「タツキ様~!!!!!」



 うるせー。



 ギルドの人が来た。



 「相手が気絶及び降参した場合、決着がつきます」



 「それでは、始め!!!!!」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ