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僕の異世界動物記  作者: Yuisei
1章 温帯 ~四季折々の生き物たち~
11/44

11 魔物



 「ご主人様、嘘だよね」「いつも寝てたあの三角の山には魔よけついてたよね?」



 三角の山? テントのことか。 魔よけとはなんぞや?



 「魔よけってなに?」



 ラニカが頭を抱えて膝から崩れた。



 立ち直った。



 「何も知らないご主人様に教えます」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ダンジョンと呼ばれる洞窟に入りながら、ラニカに説教のように魔物のことを叩き込まれた。



 この世界で野宿をするには、魔よけの能力がある物を置いてないと、魔物に寝込みを襲われるらしい。



 へー。



 じゃあ、何かの武器持ってないと死ぬ?



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「拳銃」



 うわー。銃が出てきたよー。



 どれ、



 『カチッ』



 ドーンという音と共に弾が出てきた。衝撃が強くて僕には扱えね〜わ。



 ラニカに持たせよう。



 「ラニカ〜」「これで戦って〜」



 「これは、何なの?」



 「拳銃って言う武器だよ」



 「わかった」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 一瞬でマスターした。小学6年ぐらいの女の子が拳銃を……。僕はイケナイコトヲ教えてしまったような気がする。



 僕も護身用になんか作ろう。



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「スタンガン」



 下手な剣よりマシだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 進む。この洞窟、天井が10mぐらいある。



 ただ、まだ全然動物と出会ってない。



 何か暗くなってきたな。



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「ヘッドライト」



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「ヘッドライト」



 二つ作る。



 一個をラニカにつけて、点灯!



 「おぉぉぉ!」



 周りの岩石に光があたって、輝いてる。綺麗だ。



 ふと、天井を見るとびっしりとコウモリがいた。



 「オトモダチになってよーーー!」



 ー条件ー無し [キクガシラコウモリ]がオトモダチになった。

 ー条件ー無し [キクガシラコウモリ]がオトモダチになった。

 ー条件ー無し……



============================


   種:キクガシラコウモリ(Rhinolophus ferrumequinum)


   スキル:

    《飛翔》《超音波(エコーロケーション)

============================



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 「どんだけいるんだよ・・・・」 無数のコウモリとオトモダチになった。



 だから



 『ピコンピコンッピコンピコンッ』



 ソウナルヨナ……。



===============================


  なまえ:セイヤハガノ


    種:ヒト


  スキル:

   《聖魔法Lv1》《光魔法Lv1》


  ユニークスキル:

   《勇者》《聖剣召喚》


  オリジナルスキル:

   《オトモダチLv4》up↑《物質創造(アイテムクラフト)Lv2》


  称号:

   〔勇者〕〔異世界人〕〔生き物好き〕


===============================



 どんな能力になったのかな。



 ぽち。



===============================


 《オトモダチLv4》

 ①動物とオトモダチになれるスキル。

  オトモダチになりたい動物(地球産)を視界にいれ、「オトモダチ」の言葉を発することでなれる。相手が拒否した場合その個体には1日使えなくなる。(同じ種には使用可能)また、相手が条件を出してくることもある。その場合条件をのむことでオトモダチになれる。(条件をのまないと襲われる危険性があるので注意)

 ②オトモダチを召喚できるスキル。

  召喚するオトモダチを選び「召喚」と唱えることでオトモダチをその場に召喚できる。任意のタイミングで送還も可能。オトモダチが死亡時、召喚は使用不可。

 ③オトモダチにした種の能力を使えるスキル。

  オトモダチにした種の能力を頭の中で考えることで使用可能。その能力は自分の体及び武器に反映する。任意のタイミングで解除が可能。オトモダチが死亡時でも使用可能。現在10種まで同時に発動可能。

 ④生き物の種名を調べるスキル。

  視界に入った生き物にたいして「あなたはだあ~れ」と思うことで発動。スキルも調べられる。地球産の生き物と人に使用可能。死亡及び採集された生き物には鮮度と食の有無が表示される。

 ⑤オトモダチ図鑑を作れるスキル。

  新しい種とオトモダチになることでその種が図鑑に登録される。「図鑑開本(オープン)」と唱えることで見ることができる。累計登録数により新たなオリジナルスキルを手に入れられる。


================================



 あなたはだあ~れで食べ物もかどうかわかるようになったみたい。



 ま、いっか。



 コウモリのエコーロケーションは確か、音波で形を調べるものだったな。



 ヘッドライトがなくても周りがわかりやすくなりそうだな。



 オトモダチの能力を10種まで設定できるようになったし。



 能力をイエバエ、カブトムシ、アカイエカ、ドブネズミ、クロゴキブリ、キンギョ、キクガシラコウモリにする。



 「音波はどうやって出すんだ?」



 出来た!



 『ーーーーーーーー』



 目ではないが、この辺りの地形がよくわかる。



 ん?  何かここにすごく小さいスキマがあるぞ。



 「ラニカー」



 「はーい」



 「この隙間見える?」



 「隙間?」 「うーん」 「そんなのは見えないよ」



 おかしいな〜。どんでん返しみたいに回ったりしないかな?



 押してみる。



 「ふんぬっ」



 『ガッコンッ』



 「うわぁ!」



 本当にどんでん返しだった。



 「ラニカー」「こっち来てー」



 『ガッコンッ』



 ラニカもこっちに来た。



 何でこんな仕掛けになってるんだ? 何かあるのかな?



 というか暗い。 音波使おう。



 『ーーーーーーーー』



 何だあれ?



 ライトを向ける。



 あれは……。生き物か?



 「ラニカ」



 「はい?」



 ラニカにあれが何なのか聞こうと思ったら、生き物と思わしきものと目があった。



 『GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!』




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